見出し画像

若さの秘訣 それは新しいことに挑戦すること

   若さの秘訣
   それは新しいことに
   挑戦すること
                       №129
                     2021.05.16
 

われわれはみな、年を取る。
だが、年を重ねるにつれ、若いときに比べて、時間の経つのがやけに早く感じたりはしないだろうか?

神経学的な見地から言えば、なにか新しいことに遭遇するたびに、脳はその情報をできるだけ記録しようとする。ただし、くり返すにつれてその「新たな体験」も古くなり、脳はエネルギーを使わなくても、その情報の符合化を簡単におこなえるようになる。
そう、鍵は「目新しさ」にあるということになる。

「主観的に記憶される年月の長さは、年少者にはより長く、年長者にはより短く感じられる」という心理学的要因もある。
1歳の赤ちゃんからすると、1年間という時間の長さは、年齢と比較すると1/1=100%になる。一方で50歳の大人からすると、1/50=2%にすぎない。つまり年を取るにつれ、1年の長さの比率が小さくなり、どんどん時間が早く経つように感じるのだ。

とはいえ、がっかりすることはない。
逆に言えば、いくつになっても新しいことに取りくみつづけ、脳に刺激を与えればいいのだ。まったく新しい体験をすると、それが強く意識に残り、時間が再びゆっくり経つように感じられる。
長く充実した人生を生きたいのなら、「挑戦」しつづけることは、欠かせない要素なのだ。
(ミッチェル・モフィット&グレッグ・ブラウン氏『いきなりサイエンス日常のその疑問、科学が「すぐに」解決します』(文響社)を参照)

「老い」を遠ざけたいのであれば、「新しいこと」を怖がらず積極的に向かっていく姿勢が必要なのだろう。

85歳になった北海道の母は4月から携帯電話をスマホに替えた。悪戦苦闘しながらも楽しそうだ。

母に負けぬよう、「新しいこと」に挑戦していきたい。

  最後までお読みいただき
ありがとうございます

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?