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嬉しい出来事

先日こんなエピソードがありました。

とある少年サッカースクールのコーチAさんが最近凹んでると言っていたので、話を聴いていくと…

小学6年生を担当しており、来年の4月から持ち上がりで中学1年生を担当する予定とのことです。

そんななか30人の生徒のうち、キャプテンBくんと今まで最も目をかけて見守ってきたCさんが、Aさんが監督で持ち上がりなら別のチームに行くと保護者に訴えていて、それをAさんはチームの別のスタッフから聞いたそうです。

そんなことを言われたらAさんも指導する時はその子らに対しては教えたくない気持ちであったり、別に持ち上がらなくてもいい、保護者と接する機会がなかったから、そもそもチームの方針だから俺が悪いわけではない、などネガティブな気持ちになっていました。

もし僕がその立場なら同じように思うし、イラだったりすると思います。

ただ、その場面を客観的に見た場合、

実際に起きている出来事としては

“BくんとCさんがAさんの考えに合わないから別のチームに行くと言っている”

だけで、それ以外のネガティブな気持ちはAさんが勝手に作り出している物語でしかないのです。

なので、
そのネガティブな気持ちを横においてみたらどうですか?
出来そうなことが変わってきませんか?
と伝えました。

その時のAさんはなるほどと口にはするものの、腹落ちらしていない感じの反応でした。

その後、1週間して再会した時に、あれ以降どうですか?って聞いたところ…

あの後、自分で色々考えてたけどたかパパさんの言う通りだなと思って、キャプテンのBくんに、

「Bくんが他のチームに行くことに関しては何も言わん。ただ、今のチームにおいてのキャプテンはBくんだからそこはキャプテンとしての役割を求めていく。それにBくんはうちのチームとしても必要な存在だから、うちのユースチームへの勧誘も今まで通りしていくからな。」

と伝えたそうです。

するとBくんは嬉しそうな表情でAさんに「はい!」と返事をしたそうです。

このエピソードを聞いて、僕も嬉しくなりました。また、あの時に言った僕の一言でAさんの気持ちが変わって、さらにBくんの心まで届いたと思うと本当に嬉しくなりました。

人の感情に寄り添うって中々難しいよなって思っていましたが、その瞬間を経験できたのではないかなと思います。

今後、Bくんがどのような選択を取ったとしても、AさんもBくんも後悔ない人生を歩めるのかなと思うと、これまた嬉しくなりました。

僕自身もネガティブな感情をコントロールして、後悔ない人生を送りたいと思います。

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