00. ほつまつたゑをのぶ

あめつちの　ひらけしときに
ふたかみの　とほこにおさむ
たみまして　あまてるかみの
みかがみお　たしてみぐさの
みたからお　さづくみまこの
とみたみも　みやすければや
とみがをや　しいるいさめの

おそれみに　かくれすみゆく
すゑつみお　いまめさるれわ
そのめぐみ　あめにかえりの
もふでもの　ほつまつたゑの
よそあやお　あみたてまつり
きみがよの　すえのためしと
ならんかと　おそれみなから
つぼめおく　これみんひとわ

しわかみの　こころほつまと
なるときわ　はなさくみよの
はるやきぬらん
いそのわの　まさこわよみて
つくるとも　ほつまのみちわ
いくよつきせじ
みわのとみ　ををたたねこが
ささけんと　ふみみそよとし
つつしみてをす

をりつけの　うわのしるしと
はなをしお　そゑてささぐる
ことのべのうた
ひさかたの　あめがしたしる
わがきみの　よよにつたわる
かんむりわ　あまてるかみの
つくらせて　さをしかやつの

をんみみに　きこしめさるる
あさまつり　あまねくとほり
あまてらす　ををんたからの
ゐもやすく　やすくにみやと
たたゑます　やよろとしへて
こゑうちの　いさわのみやに
をわします　みこほしほみわ
ひたかみの　たかのこうにて

くにをさむ　まごほのあかり
かぐやまの　あすかのみやに
をわします　おとににきねわ
にいたなす　にはりのみやの
そやよろに　にいたみふゑて
なもたかき　はらみのみやに
たみおたし　ついにしわかみ
ほつまなる　むそよろとしの

よおしりて　いかづちわくる
いつのかみ　ときにをんかみ
のたまふわ　いまににきねの
さきみたま　くにとこたちの
わさみたま　あらわるいつと
かがなえて　わけいかづちの
あまきみと　なつけたまわる
よのはしめ　いますへらぎの

あまきみわ　みなににきねの
いつによる　みこまこひこの
すえまでも　あまてらします
ををんかみ　ももなそよろの
としおへて　もとのひのわに
かえまして　あおひとくさお
てらします　このゆえきみも
とみたみも　ゐおやすくぬる

をんめぐみ　よにあらわせる
そのふみわ　ほつまつたゑに
まさるなし　いまよにのこる
いゑいゑの　ふみもそれそれ
かわりある　たれおまことと
なしがたし　かれにひとつお
あげしるす　ふそむのあやに
かもわれて　とよたまひめも
なぎさにて　たけきこころに
およかせわ　たつやみつちの
ちからゑて　つつがもなみの
いそにつく　これおよそにて
ふねわれて　たつとみつちの
ちからゑて　これあやまれる
てにおはぞ　すべてななやの
しるしふみ　ことなりがちわ

これにしれ　わがかみのをす
みかさふみ　ほつまつたゑと
わりうるり　あわすことくの
こころなり　よよのをきてと
なるふみわ　ほつまつたゑと
おもふゆえ　ふかきこころお
そゑゐれて　あげたてまつる
すえにをしてぞ

　　はなのそゑうた
かかんなす　はるのひとしく
めくりきて　いそのまさこわ
いわとなる　よよのんてんの
ほつまふみかな
まきむきの　ひしろのみよに
みかさとみ　いせのかんおみ
ををかしま　ふもよそなとし
ささくはなおし