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桐生八木節まつりという狂気


はじめに

皆さん、こんばんは!
突然ですが桐生八木節まつりって知ってますか?
八木節まつりは、群馬県桐生市で開催される夏のスーパービッグイベントであり、ハイパートランスダンスバトルでもあります。
そんな八木節まつりに行ってきたので、その感想を書きたいと思います。

と、そのまえに、少し自分についてもお伝えします。
僕は盛り上がるのが苦手です。盛り上がる場にいる時に、盛り上がる場に合わせた挙動を取ろうと、自分自身を客観視してしまう癖があるんです。そして「盛り上がる」に最も不要な「客観視」を行うことで、勝手に盛り下がっていくのです。

そんな僕ですが、八木節まつりは人生でもトップクラスに盛り上がってしまいました。
そんな八木節まつりについて感想を書きます。

八木節まつりってなにするの?

八木節まつりには色んな楽しみ方があるかもしれませんが、やることは一つ、八木節踊り。やぐらを囲んで、みんなで盆踊りするんです。こんな感じで。

最初は「結局また勝手に盛り下がっちゃうんだろうな」と思っていたんですが、ところがどっこい。めちゃめちゃ楽しい。

なぜなら、八木節踊りは盆踊りではなく、ハイパーダンスバトルだから。

八木節ハイパーダンスバトルとは?

まず八木節ハイパーダンスバトルのルールを説明します。

八木節ハイパーダンスバトルを構成するのは
・自チーム
・3つの敵チーム
・演奏隊(?)
です。
もしあなたがエリアAにいたら、エリアAにいる人達が自チームであり、エリアB,C,Dにいる人達が敵チームです。演奏隊は、やぐらにいます。

そして八木節ハイパーダンスバトルで奪い合うモノは、演奏隊のリズムです。

どのように奪い合うかというと、自チーム一丸となって、他チームより先に八木節踊りの形を完成させることです。この八木節踊りの形の完成とは、
・自チームの動きが一致している
・動きが一致しているので、流れがスムーズ
という状態です。そしてその完成形をつくるために、自チームの中心には扇動者がいます。

中央「あ」にいる人が扇動者

扇動者を中心として、八木節踊りで動きを合わせて、渦をつくる。
すると、やぐらからエリアA,B,C,Dを見ている演奏隊が、八木節踊りの形ができているチームに合わせて、演奏を始めます。チーム(つまり自分)の動きに合わせて、演奏隊がリズムを刻んでくれるので、めちゃめちゃリズムに乗れている気がします。

そう、この瞬間に脳汁が溢れ出ます。気持ちがいいです。

このリズムを奪い合う行為を何度も繰り返して、楽しむのが八木節ハイパーダンスバトルです。

(ちなみに、本当にそうゆうルールがあるのかは知りません笑)

そんな八木節ハイパーダンスバトルが繰り広げられる、壮絶楽しい八木節まつりでしたが、ただ、ちょっとした心配事もありました。それは八木節ハイパーダンスバトルの終焉(?)です。

八木節ハイパーダンスバトルの終焉

なぜそんなことを考えたかというと、八木節踊りの形が、なかなか出来ないからです。それはそれで良いんですが、縦ジャンプ勢が結構います。

別に縦ジャンプが悪いと言ってる訳ではありません。

しかし縦ジャンプで盛り上がるのがメインストリームになったら、八木節ハイパーダンスバトルはなくなるでしょう。リズムを奪い合うこともないでしょう。
「リズムに合わせて、自由に身体を動かして、楽しんでください」という雰囲気になるでしょう。

すると盛り上がるのが苦手なやつは、盛り上がれなくなるでしょう。
自由度がないからこそ、盛り上がるのが苦手やつは盛り上がれるのです。自由度をなくすために八木節踊りは必要なんです。

さいごに

こんなこと書いてますが、今回が初めての八木節ハイパーダンスバトルの参加でした。

祭りは色んな楽しみ方があって良いと思います。今回の感想はあくまで僕なりの楽しみ方です。

ただ、みんなにもこの楽しみ方を味わってもらいたい。そして僕も演奏隊のリズムを奪いたい。
なので、来年桐生八木節まつりに行こうと思っている人がいたら、桐生八木節まつりのフィナーレで会いましょう!
どこにいるか連絡取り合いましょう。固まりましょう。そして八木節踊りで、めちゃめちゃリズム奪いましょう!!

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