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モリゼミオープンレクチャー vol.5ウメオ

今回はモリゼミのオープンレクチャーということで、スウェーデンのウメオ市の話を学びました。

全く知らない国スウェーデン

スウェーデンと聞いて、何を思い浮かべるの?っていってもほとんど思い浮かべるものがありませんでした。
話を聞いていると、魔女の宅急便の元になっている街並みとか、H&M、IKEA、Spotifyなんかの知っていることも結構ありました。

ウメオ市

ウメオ市の特徴は主要産業が「大学」であるということ。
人口11万人のまちの中に、3万人が大学生というこで本当に産業として大学があるという街です。

The Great fire of umea

ウメオ市は1888年に焼畑農業をやっているタイミングで大風がふいたということで大火事が発生しました。その火事によって、市庁舎は全焼、先住民族の3000人のうち2300人の住処が焼失するといった形で本当にまちが失われかけました。

火事からの復活

火事からの復活に向けて、白樺(water treeと言われ、水分を多く含むから燃えにくい)をたくさん植えたまちづくりなど基盤を固めていき、火事から80年1965年に大学が出来ます。
そこから徐々に発展していき、30年に住宅は2倍に、毎年700-800戸のアパートが出来るようになりました。

欧州文化首都としての発展

そして、欧州文化首都に選ばれて発展していきます。
この首都は1年間文化事業に多額のお金が交付されるものですが、特徴として5年前から開催都市が選ばれます。
2年間で調査してブラッシュアップして、交付決定していくそんな形になっております。
文化(アート)といっても、有名な人を呼んで変わった建築を作って終わり、ではなくて、①共同プロジェクトとして、有名な人を呼んで学生を指導してもらう②演劇や公演を行うなど目に見えないものを大事にしていることが特徴でした。

感想と生まれてきた疑問

感想として、大学が主要産業っていうのが日本では聞いたことがなくて、すごく特徴的だなと思いました。説明の際にオープンソースという言葉がありましたが、大学が大学だけで閉じていない雰囲気を感じました。
また、火事で焼けたからか公開空地も多くてすごく広々とした街並みが広がっていました。
日本では全くこうなる想像がつきません。違いは何なのでしょうか?
大学は補助金により定員のしばりがあるから?(大学が発展していくイメージがわかない)
大学がぽつんと田舎にあったりしてまちと関りがないから?
人々が受け入れていないから?
人間が住みやすい土地が日本には少ないのか?
疑問を疑問として持ちながら、頭の片隅に入れておきたいと思います。

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