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いろ・めぐり いろ・めくり #23


二十四節気「小寒」
次侯「水泉動(しみずあたたかをふくむ)」 

「寒の入り」
本格的な冬の寒さはこれからです。

でも次候は「水泉動」と呼ばれ、地中で凍っていた泉水が、ゆるやかながら動きだす頃で、空気は冷たく、一年で一番寒さの厳しい大寒に向かいながらも、地中では春に向けた準備が少しずつ進んでいるんです。

晴れた日に、近くの河原を散歩していてそんな景色を見つけました。

胡桃の小さな蕾。

胡桃は古代ギリシャやローマでは長寿・豊饒・多産の象徴として結婚式で客に振る舞われていたと言われる縁起物。

その胡桃にとっては厳しい寒さはとても大切なんだそうです。

7℃以下の低温期間を過ごす事で、休眠から目覚め、春に美しく芽吹くのだそうです。

冬になり、葉を全て落とし黒っぽい樹皮はまるで雪のように真っ白い木肌となります。

そして、その白と同化するような真っ白な雪景色も胡桃にとっては恵みの景色なんですね。

この雪景色の色を「雪白」と言います。

読み方は、“せっしょく”、あるいは“せっぱく”と読み、青い光を多く放ち、表面の凹凸など光の影響を受け、純白ではなく、ほのかに青みのある灰色がかった色味のことを言います。

真っ白ではなく周囲の様々な光を反射しながら放つ白。
月の明かりを浴びた冷たい雪は、輝くような青みがあり不思議さがあります。

その他に1月の色に「東雲色」と言う色があります。

「東雲(しののめ」とは雲をさす言葉ではなく、暁、明け方の空のことで、夜が明け始めるころ太陽で白み始める東の空を思わせる明るい黄赤色。

「初茜」「初東雲」「初明り」「初日」 など、元旦の、時が移り行く様をあらわした季語として使われます。

そしてもう一つ、SETOUCHI T&K HERBのTOKI-ORI の冬シリーズに使われている色。

「浅縹(あさはなだ)」

澄んだ湖面のように、明るく淡い色合いは神秘的で、別名「薄縹」とも言います。

「縹色」は春の兆しの色とも言われ、まさに「水泉動」の頃をあらわしている色で、濃さによって四段階あり「浅縹」は最も薄く染められた色です。

TOKI-ORI#23「小寒」のラベルに使っている色も「縹色」です。

SETOUCHI T&K HERBは、“せとうち”と言う名前ですが、日本の四季の豊かさ、日本各地の植生を使い、地域を元気にするブランド。

テーマは“とれたて、和ハーブケア®️”

「わたしに せとうち ごほうび」

自然の恵みからいただいた力をそのまま暮らしに役立つアイテムとしてお届けする、大地からのご褒美。

SETOUCHI T&K HERBのアイテムから、冬の寒さの中にこれからむかえる春の気配を感じてもらえればと思います。

SETOUCHI T&K HERBのアイテムは、ストアから、または「せとうちtk」で検索し、公式オンラインショップでご購入できます。

【1月のポップアップ】
1月21日(日)  ひろしま夢ぷらざ
1月29日(月)〜2月3日 新百合ヶ丘

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