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造化の目的

「人類がこの地上に誕生するはるかはるか以前から”摂理”というものが働いております。その摂理のもとに、宇宙の大霊が一つの目的をもって行動を開始し、地球上にその大霊の神性を帯びた無数の生命体を用意しました。それぞれが大霊の造化の目的へ向けての役割を担っていたのです。」

 霊訓の中で何度も繰り返し語られることですが、生命は霊、霊は生命。生けるものすべてに神の霊が宿り、その霊に応じて神性も帯びることになりました。恐竜や、カンブリア爆発で発生した我々からするとグロテスクな生き物たちも神性を帯びていたのです。

「同時に大霊は、すべてに自由意志を与えました。自由意志のもとに霊的・精神的に進化しながら、その大霊の大目的に貢献するためです。」

 人間だけでなく魚類や昆虫も単なるロボットではありません。魚類には鏡に写った自分の顔を見て汚れているとわかったらそれをこそぎ落とそうとする種があるそうです。また先日私自身感慨深かったのが、カマキリが自分を捕食しようとするカラスに向かって一生懸命斧を振り上げて威嚇している様子を見たことでした。一寸の虫にも意志があるのではないかと思わされたのでした。

 さてそうやって太古の小さな生物から現代の人間に至るまで、すべての生命に神性と自由意志を与えられた神の造化の目的とは何なのか。これは突き詰めようとすればどこまでも深い話になりそうですが、ぶっちゃけた話をすれば、神はお一人で寂しかったので愛する相手が欲しかったということになるのだと思います。友達が欲しかった。だから私たちも皆尊敬し合い愛し合えばすべてが上手く回るように摂理が出来ているということなのです。

(「シルバーバーチ愛の摂理」53頁)

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