強さの責任

「地上世界には不正、不公平、不平等がよく見られます。不完全な世界である以上、それはやむを得ないことです。しかし霊的法則は完全です。絶対に片手落ちということがありません。一つの原因があれば、数学的正確さをもってそれ相応の結果が生じます。原因と結果とを切り離すことはできません。結果は原因が生み出すものであり、その結果がまた原因となって次の結果を生み出していきます。」(「シルバーバーチの霊訓9」5章)

 不正、不公平、不平等といえば、思いつくのが強者による力の乱用です。よくお金持ちは注意した方がいい、多額のお金を預かって正しく使う責任があるのだからと言われるのですが、それと同じで力のある者はその使い方を誤ると深刻な人権侵害、心身の深い傷を生じさせることになるので、お金持ちよりさらに注意が必要です。強さは弱さを補うために使うものであり、強さにかまけて弱いものを踏みにじったり無理やり強要したりすると摂理違反となってそれ相応の結果がふたたび自分に返ってきます。それは個人のレベルから国のレベルまで同じです。ただしその結果が返ってくるのが地上時代とは限らないということをみんな考えても見ないのです。

 誠実に生きていれば結果が早く返ってくるのでそれをプラスに変えるチャンスも早く巡ってきますが。














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