魂の存在の仕方
降霊会とか霊界通信とかがインチキだというときよく言及されるのが、歴史上の有名人ばかり出すぎるということがあります。クレオパトラであるとかマリー・アントワネットやリンカーンであるとか、平将門や坂本龍馬であるとか。確かにマユツバでありますし実際言っている本人がいくら本気でも、インチキである場合がほとんどでしょう。
冥界に一体どれくらいの数の魂が充満しているか見当すらつきませんが、いくら魂が永遠だからといって、そのうちのたった一つが我々とばったり出会うことは千載一遇どころの話ではありませんし、それが毎度毎度繰り返されるなんてありえない話に思えます。
それでは敬愛する偉人との魂どうしの邂逅というのは万が一にも起こらないのかというとそうとも言い切れないのです。
霊界通信に偉人ばかり出て、近所のおじさんが出てこないからというだけで嘘っぽいと切り捨ててしまう前に、魂について少し理解の仕方を改めた方がいいかもしれません。
魂というのはあちらの世界に何兆だか何京だかの数、肩身を狭くしてひしめき合っているのではありません。みんな、偉人も近所のおじさんも宇宙にあまねく遍在しています。異常に大きいというよりもむしろ大きさでは測ることができず、重なり合っている状態と捉えたほうが近いです。
であれば歴史上の偉人も近所のおじさんも声を聞けるかどうかはチューニングしだいということになります。偉人の非常に高い周波数にまで合わせられる非常に霊格の高い人であれば、連絡を取ることは決して不可能ではないのです。
というわけで、もし敬愛する偉人に会いたければせっせと霊格を高めるために精を出しましょう。
「本当を言うと魂は内部にあるとか外部にあるとかは言えません。魂とは全宇宙に遍在するものです。”意識”です。一個の身体によって束縛されるものではなく、無限の広がりをもつものです。一瞬の間に地球を一周できます。」
(「シルバーバーチの霊訓12」195頁)
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