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神の計画

 私たちに語りかけてくださるスピリットは厳然とした指揮系統(といっても決して命令系統という感じではありません)に従っていて、その指導部とは「私たちが行う全仕事に対して責任を持つ、進化せる高級霊の集団です。」「その霊団の上にはさらに高級な霊団が控え、その上にもまたさらに高級な霊団が控えており、連綿として事実上無限につながっているのです。」

 どこまで行っても上があるので、高級という言葉も安易に使うことには少しためらいを感じます。

 ところでそんな指揮系統を通じて彼らは私たちにどうなって欲しいと思っているのでしょうか。

「我々の目的は言わば”宗教のリハビリテーション”です。宗教を無味乾燥で不毛の神学論争から救い出すことです。宗教間のいがみ合いから救い出し、教理上の論争を超越して実証的事実の基盤の上に真の宗教を確立し、霊界からの啓示を現在ますます増えつつある霊媒を通して地上に普及させ、あらゆる地域の人類に神が今なお働いていること、その恩寵はけっして過去の一時期に限られたものではなく、今日でも、いずこにいようと誰であろうと、同じ恩寵に浴することができることを知らしめる、そういう計画があるのです。」

 やはり地上には教会が必要なのです。教会といっても建物のことではなく、霊界からの啓示を中心に集う、無宗教と思い込んでいる人々にも信じてもらえる実証的事実の基盤の上に成り立つ社会装置です。この実証的事実というのが大事です。ただシルバーバーチは素晴らしい、霊訓は現代の聖書だと言い募っているだけでは見向きもされなくて、地道に摂理と導きに従って生きていれば確かに幸福と成長と自己実現の喜びが得られるということを実証していかねばならないのです。

(「シルバーバーチの霊訓12」215頁)

 




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