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HONDA S660を買おうと思った 2021年

スポーツカーに乗りたい。

おそらく車を運転することが好きな方、移動を楽しみたいと思う方は一度は誰でも思うことではないか。私もそのうちの一人で、本格的なドライビングテクニックなどは一切持っていないが、天気のよい山道を走る爽快感は人並みに知っている。妻と娘2人と楽しく車のある生活を送ってきたが、50歳を迎え、スポーツカーのある日常生活が楽しく人生を豊かにするのでは、と思うようになった。

2020年から起こったコロナ禍は私にとって生活の在り方をいろいろ考えるきっかけとなった。通勤や働き方、テクノロジー、世の中の流れなど自分がおかしいなとぼんやりと考えていた矛盾が表面化し、世間においては自分らしく自分の人生を送るという価値観への理解が一気に広がり、深まったように感じた。

加えて、モータリゼーションを巡る世の中の動き。EV移行の加速や車を所有することの必要性への問いかけなど、車業界とは全く縁のない私でも大きな流れの変化を感じることが多くなってきた。ドライビングといった行為そのものが一般的なファミリーレジャーというよりは、純粋に特別な個々の趣味の世界になっていくだろうと感じた。

そんな世の中流れに合っているのか、逆行しているのか、微妙だが、今までの考えや生活から少し自由になって、スポーツカーを持つ生活を始めるのは自分の人生のタイミング考えると今しか無いと思った。

HONDA S660を選んだ 2020年

スポーツカーに乗りたい、といっても現実的にはいろいろなハードルがある。私にはファミリカーが必要なので、必然的に2台目の車となる。

現実的には都心で車を2台所有するというのは維持費(駐車場代・保険料・もろもろ含む)を計算すると結構難しい。相当余裕のある人なら別だが一般人の私にはやっぱり無理か、とあきらめかけた。が、2020年にS660がマイナーチェンジをするというニュースを見て、直感的にS660を運転したいと思い試乗をしてみることにした。

しかしネット検索すると都内のディーラーには全く試乗車が無い。。。最も近い場所では多摩川を渡ったホンダディーラーにあることがわかり、妻と一緒に行くこととなる。応対いただいたN氏はS660オーナーで、会話の中で車に対する情熱も伝わってきて好感が持てる。しっかり検討しようと思った。

初めて試乗して感じたのはこの車の潔さと小ささ。オープンにして走ったが、素直で扱いやすく、運転したフィーリングも街中での運転が中心となる自分には合っていると感じた。ミッドシップの特別感も十分に感じられ、最近のEVなどと違い手作り感を感じる凝った車のつくりなのも良かった。

S660の維持費

検討にあたって、まず維持費を確認した。いろいろなwebsiteで紹介をされているので簡単に確認することができたが、要は軽自動車(私は軽を持ったことがなかったので勉強になったが)の税メリットをしっかり享受でき、レギュラーガソリン指定で燃費も良いというもの。加えて保険も軽枠は割安で駐車場も探せば軽自動車専用駐車場というのがあり割安。(実際に都内で乗る際は期待していたほどの燃費ではなかったのだが、、後日紹介予定)
まずは維持費面において大分ハードルが下がったことを確認できた。


買えない、、不思議な出来事

大分実現性が高まってきたので、いろいろ確認したいと思い自宅近くのホンダクリオ店でS660の見積を依頼するため来訪。来訪先の営業マンに「S660を希望しているので見積をつくってほしい」といったところ困った様子の反応。おかしいなと思ったが、見積書は形式的に出してくれた。が、その際なんとも不思議な会話。車社会は続かないとか、スポーツカーは都内で乗るのにコスト的に合わないとか、、どうもS660を売りたくないということがありありとわかる。検討客として来訪しているのに何故説教をうけるような接客をされなければけないのか、不思議だったが理由は不明。


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