1on1あれこれ

私が今の会社で唯一尊敬していた開発マネージャーが、次の期から一緒にやってるサービスから外れることになった。

悲しい。

その人が用意してくれた土壌があるので
私は楽しく働けそうだけど
悲しい寂しい。

先日そのマネージャーと最古最後から2回目の1on1があったので
終わりぎわに思い切って聞いてみた。

「デザイナーの私を開発に入れてくださいましたけど、なんか役に立ちましたかね…?
そんなに何か成し遂げたわけでもないのですが…」

すると、下記のようなことを言ってくれた。

・割とポンポン意見もモヤモヤも言ってくれるのでマネージャーとしては助かる
・エンジニアにユーザー目線を意識させてくれた
・エンジニアのメンバーの中にもユーザーのことよく考える人がいて、でもなかなか突き通せないことがあった。それが賛同者たる私がいることで説得力が増して通せるようになった
・エンジニアや企画者、そのほか社内の誰も知見のない領域に対して積極的に動いてくれた
・1on1のなかで私が投げかける抽象的な質問に応えることが、アウトプットの機会になって言語化されることで言語化・体系化が進んだ

その人の言葉にお世辞はないのは知ってるのでとても嬉しかった。
自分は現在進行形で何も役に立ってない気がしているので
大きな貢献はなくとも、じんわりと良かったと思える

そしてもう一つ質問した
「逆に課題とか直すべきところってどこだと思いましたか?」
もう少し体系化して話せるといいねとか
そういうことを言われるかなあと思いながら。

すると思いもしない回答が帰ってきた

「網羅的に情報を得てから思考するクセがあるから、今ある情報から目的を達することのできる方法を考えるようにしてみては?」

全く気づかなかったけど、
言われてみればそうだと思った。

割と全体を知ってから考えたいタイプだ、
私は。
背景は必要だけど
変数となりうるもの、変化しそうなもの全て自分の手中に収めてからでないと不安が多くて動けない時がある。(でないと自分が何をすべきか、自分がどれだけ時間がかかるかわからないから)

そんなことしなくても動ける。
今ある情報からできる事を考える。
考えられなければ何がわからないから明確にするだけでもいい。
あとでそれを補えばいいし、人に途中の成果物を見せれば勝手に補ってくれる。

それが今やってるアジャイル開発にも繋がるよと言われた。
(アジャイルで動けるデザイナーとか市場価値もありそうなので私のやる気も増した)

そこで1on1は終わったけど
こうやって色々話せる人が、私のこと見透かしてやる気スイッチ入れてくれる人が、一時でもマネージャーでよかったなと思う。
悲しいし不安はいっぱいだけど、頑張ろうと思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?