とんでもねえぞ、Travis Japan

私の今日のスケジュールは、午前中旦那の相手をしながら下期に向けたZoomでの全社ミーティング。
午後は子供が産まれた弟夫婦の家に両親を連れていく。(旦那は行かない)
予定が詰まりに詰まっていた。

12時を迎えたときにはミーティング真っ只中で、私が所属する部署の上長に異動があり、その挨拶の最中だったと思う。

ふと、「あ、12時過ぎてる」とカメラマイクoffのなのをいいことに、スマホでYouTubeを開いたのが12時02分。久しく新しい動画が上がっていなかった、+81が更新されていることを確認した。

旦那に仕事しなさいとツッコまれ、すぐにスマホを閉じることになったのだが、一瞬でこれまでの動画の別バージョンっぽいものがいくつか上がっているのは認識出来た。英語で何か書いてあるな、とも。

ミーティングが終わり、バタバタと外出の支度をし、旦那に留守を任せ、「BIG BANG BOY」を聞きながら電車に乗り込んだ。座席に座れたタイミングでやっと+81チャンネルを開く。どれから見ようと悩む時間が惜しくなり、一番上の「ファンタスティポ」を開いた。

私がスマホを開いていなかった約1時間の間に、とんでもない動画があがっていたことに、その時ようやく気付いたのである。

+81 DANCE STUDIO

全ての動画を見終わり、両親との待ち合わせ場所についた。
早く手元にPCを・・・とはやる気持ちを抑えられず、どうしても書かずに居られなくなった私は冒頭の文章を携帯のメモに書きなぐった。

これ以上、+81の動画を見てしまうと戻れなくなると思ったので、断腸の思いで「BIG BANG BOY」に戻り、到着の連絡をした。せっかくの出産祝いの場なのに、Travis Japanばかり意識して、そっちのけになってしまうのは大人としてはいけない、と言い聞かせた。私が少し早くついてしまったようだったので、いつものように「Travis Japan」を検索して待つことにした。

え?+81の公式Twitter?え?なにそれ

昨日の夜、+81の公式Twitterが開設されていることを、この時ようやく知ったのである。

「+81 DANCE STUDIO」とは。
グループの解散、活動休止、退所など様々ら理由で聞くことが難しくなったジャニーズの名曲達「Johnny's Classics」を、令和の時代に新たな振付で甦らせる、ジャニーズ事務所の新たなプロジェクトである。

嵐の演出を手がけていた松本潤の右腕であり、東京パラリンピックの演出にも携わった、梨本威温氏をディレクターに迎え、日本国内の「若手」と言われるプロダンサー、コレオグラファーを振付に招き、本日10月2日現在、7曲の名曲たちが新たな解釈で生まれ変わった姿をYouTubeの公式チャンネルに投稿している。

最近では新たな動画があがる度、昭和、平成の名曲たちがTwitterのトレンドにあがり、世間をざわつかせている。

ジャニーズ事務所が立ち上げた新たなプロジェクト。このプロジェクトにダンサー、表現者として、命を吹き込んでいるのが、私が愛してやまない、Travis Japanそのものである。

とんでもねえぞ、Travis Japan

動画を見終わった私の感想である。
先日も記載したように、私はダンスに関しては全くの素人である。技術やダンスの種類などは全くわからない。かろうじて、HIPHOPダンスと、ジャズダンスは見ていて違うものなのだな、とわかるレベルだ。

イメージとしてはダンスの種類がいくつか分かれているのだから、いわゆる「型」や「基礎」の部分が全く違うのだろうな、とは思っている。
HIPHOPダンサーがジャズダンスを踊っても、「ジャズダンス」にはならないのだろうなともなんとなくわかる。
使っている筋肉が違うのだろう、コレオグラファーの方々の体つきを見ても、十人十色でバラバラだった。

「型」、「基礎」、「使う筋肉」、「音の取り方」、「リズムの取り方」、「足の使い方」、「腕の使い方」、きっと全部違うはずだ。違うはずなのだ。

それをTravis Japanはやり遂げている。絶対に簡単なことではないはずだ。

Travis Japanを見ると語彙力が無くなる私は、今日上がったコラボ動画を見て、「とんでもねえぞ、Travis Japan。やべえぞ、これ」としか言葉が出てこなかったのである。

金なら払うよ、ジャニーズ事務所様

Travis Japan7人で踊るだけなら、まとまって、揃って見えるのは当然である。何年も時間を共にし培ってきた、努力の賜物であるからだ。

そこに、「そのダンス」の「プロ」が入って一緒に踊っている。
Travis Japanは「プロ」の「ダンサー」ではない。

なんの違和感もなかった。

「プロ」の「ダンサー」さん達と一緒に踊っても、なんの違和感も感じなかったのだ。

私は心のどこかで、「プロのダンサーさんと比べるとやっぱり、まだまだなのかな」という不安を閉じ込めてTravis Japanを見てきた。「プロ」のうまさが勝って、圧倒されてしまうかもしれない。そう思ってきた。

だって彼らは「ジャニーズ」だから。ダンス以外にも、「歌」や「演技」、「バラエティ」も「出来る」必要がある。ダンサーが「ダンス」にかける時間を他のことにも割かなきゃいけない。でもそれでよいのだ、私はTravis Japanが好きだから。私がTravis Japanを見たいから。そう言い聞かせていたような気がする。

今日上がった全ての動画を見て、そんなことを思う必要はない、と思い知らされた。振り付けをして下さったコレオグラファーの方々と一緒に踊っている姿は、まるで一つのチームのようだった。

プロと並べてもなんの遜色もない。ダンスチームとして完成している。
そんなことを、ダンスを全く知らないのズブの素人が感じてしまったのである。

これが、無料で見られるなんて。ちょっと本当に。お金払いますって。

振り付けだけじゃない

コレオグラファーの方々とのダンス動画のあとは当時のレッスンの様子がメイキングとして組み込まれていた。

ただ、「振りを付ける」だけじゃない。「振りを覚える」だけじゃない。ましてや「踊る」だけでもなかった。
それぞれのコレオグラファーの皆さんが、それぞれのやり方で、それぞれのダンスをTravis Japanに教えて下さっている様子が伺えた。

「カイト」では、カメラではなく、他のメンバーに向けて一人ずつ踊り、それを見守っている。
「Love so sweet」ではちゃか、しめ、元太の3人で踊っている様子が、まるでコントをしているかのような様子が伺える。
「FUNKY FLUSHIN’」ではダンスの基本となる(のであろう)、腕の動きをただひたすら繰り返し、何人かの心を折っている。

「昔のジャニーズの曲に新しく振りを付けるだけ」、「それをジャニーズJr.に教えるだけ」、「ジャニーズJr.がそれをただ踊るだけ」。
「+81 DANCE STUDIO」とははたから見れば、そう見えてしまうプロジェクトでもあるのだ。

もし、それを言い続ける人がいるのならば、ただの偏見でしかない。と、今日の「ft. Choreographers」を見て思った。
ジャニーズ、もしくはTravis Japanのことが心から嫌いだから、そう言って逃げるしかないのだろう。

私は先日、+81について、大人が時間とお金をかけてしっかり作り込んでいるプロジェクトではないか、と述べさせて頂いた。
ロゴ、セット、照明をこのために新しく作り、様々なジャンルのプロダンサーを招き、複数日に及びレッスンをし、それを高画質のカメラで撮影、編集し、You Tubeに上げているからだ。きっとたくさんの大人達が関わっている。そう感じていたからだ。

先日発売された雑誌のインタビューで+81がはじまる経緯についてメンバーが答えていたのを読んだ。「ジャニーズ事務所が新しく立ち上げるプロジェクト」を「Travis Japanにやってもらいたい」と事務所からオファーがあった、といった内容だった。

事務所内でどのような話し合いがあったかはわからないが、選択肢としてはデビュー組に任せ、話題性を選ぶことも出来ただろう。
でも、Travis Japanだったのだ。
きっと、「まだデビューしていない、ジャニーズJr.だから」、ではなく、Travis Japan「だから」成功する、という確信があったのだろう。

先日も述べたように、Travis Japanは真面目で一生懸命でいい子たちである。きっと、外部への発信の際には有利になる「選択肢」だ。でもTravis Japanはそれだけではない。ダンスに懸ける想い、情熱、技術、それら自分のものにしてからも努力を惜しまないひたむきさ、やればやるだけ伸びていく成長速度、まだ書ききれないほどTravis Japanには魅力だけじゃない、たくさんのものが詰まっている。

それがあるからこそ、「Travis Japanに任せたい」。そう思ったのではないだろうか。

そして、それは見事に成功した。

それぞれの「プロ」に教わったことをTravis Japanはきちんと吸収し、理解し、咀嚼し、昇華し、表現している。

7人それぞれのスキルが上がったことはもちろん、嵐やTOKIOのように、もう聞くことすら辛くなってしまったファンの心を癒やしていた。

「Johnny's Classics」とはそういうプロジェクトである。
最初の動画が公開されて、約1ヶ月のタイミングで、改めてそれを突きつけられた気がしている。

まだ終わりじゃない

今これを書いていて気が付いたのだが、まだ公開が始まって1ヶ月しか経っていなかった。そして、2本目のティザーで踊っていた動画に「まだ出てきていない」ものがある。少なくとも「のえしめしず」の3人で踊っているダンスは上がっていない。

もしかしたら、ただ、「公開から1ヶ月のタイミングだったから」今回の「ft. Choreographers」が公開されたのかもしれない。
もしかすると、これからも「1ヶ月分溜まったら、「ft. Choreographers」が上がる」のかもしれない。

メンバー達の髪色から察するに、当時「全国ツアー中」である。その間、とらちゅーぶや雑誌などの撮影、ドラマやバラエティの撮影もしていたはずだ。それだけでは済まずに、「BIG BANG BOY」の振り入れ、レコーディング、英語レッスン、MV撮影も重なっているはずだ。そりゃ、なんだかわからないが忙しいはずである。

でもおそらく、「まだ終わりじゃない」。まだあるはずなのだ。
明日からは、それを心待ちにしながら、毎日を過ごしていこうと思う。
「これからはじまる」。これを書きながら、「FUNKY FLUSHIN’」が流れてきたところである。

最後に、「お祭り忍者」のエグさよ。ただでさえ7人の時でもシンクロ率がエグかったのに、コレオグラファーさんを含めても、シンクロしてるってどうなってるの、あなた達本当に。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?