ダンスは手段。Travis Japanは主語。

2020年8月8日。

 

お気に入りの口紅はMACのパラマウント。この口紅を塗るのは半年ぶりくらいで、あ、そうだMACのリップってバニラの香りがするんだって思った。
お家にいるけど、誰にも会わないけど、大好きなワンピースを着て、髪を整えて、フルメイクをして。公演見ながら食べられないの分かってるけど、特別な一日にしたくて一生懸命料理をした、そんな一日。


過去に雑誌で「正直、”ダンスがなかったら生きていけない!”ってほどダンスが好きなわけではない(笑)。ダンスは自分の趣味だけど、”一番後ろの列で踊っていた自分がもっと前にいくには、とにかくダンスをがんばるしかない”って思ったんだ。」って言っていたことがあって。
すごく目的と目標と手段がはっきりした人なんだなーって思った。それこそSexy 松とかの時代で、ガムシャラさが売りというか、私もそのガッツが(私のよく言う心意気が)好きで松倉担をやっていたんだけど。

で、Travis Japanに入ることになって。ダンスを得意とした、ダンスに力をいれたグループに入ることになって、あのときの言葉を思い出したの。「今はダンス好きなのかな」って。「今でもダンスは手段なのかな」って。


Travis Japanになってから松倉くんが作り上げたステージを受け取ることが増えた。『街』も『pure』も大好き。

だけど、勝手に不安になることもあった。「こうなりたい」「こんなことがしたい」って伝えてくれる夢が、たまにTravis Japanと重ならないような気がしてしまうときがあった。

表現したいことがたくさんある人だからこそ、表現の世界に生きる人だからこそ、「松倉くんの表現したいことって、Travis Japanとして表現したいことなのかな」「松倉くんのやりたいことって、Travis Japanとしてやりたいことなのかな」って勝手に不安になった。

不安になる度にUnique Tigersを聴いて、サマパラのShelter、センターでエレキギターを掻き鳴らす松倉くんを思い出して、「大丈夫」「大丈夫」って言い聞かせてた。 


だって、Travis Japanの松倉海斗のこと、Travis Japanのこと、大好きになっちゃったんだもん。

「Travis Japanのこと好きになったきっかけは?」って聞かれたら、私の回答は「松倉くんがTravis Japanになったから」。曲がり角で食パンをくわえてぶつかった松倉くんについていったら、辿りついたお城がTravis Japanだったから私はドレスに着替えた、そんな感覚。

もともと「Travis Japanのことけっこう好き~!イェ~イ!」みたいなヲタクだったからさ、「松倉くんTravis Japanになるってよ」って噂が流れたときから、それ自体に嫌な気持ちが生まれたことが全くなくて(付随した出来事にはブチ切れる場面多々有)(懐かしいね)。

だからこそ、っていうのかわからないけど、境目が自分でわからなくて、私っていつからTravis Japanのことが好きなんだろう、というかどうして好きなんだろうって考えちゃうときがあって。

松倉くんが入ったからTravis Japanを好きになった私は、松倉くんがいるからTravis Japanが好きで、そんな自分ってTravis Japanのこと好きなのかな。でもそんな好きでもいいよね~ってnoteを書いてみたりもした。


如恵留くんの絵本をめくっていくような公演を見て如恵留くんの美しさに魅了されて、うみのパズルをはめていくような公演を見てうみの頼もしさを感じて、元太の手紙を読んでくれているような公演を見て元太にたくさん嫉妬して、しめの宝箱を見せてくれるような公演を見てしめの力強さに安心して、閑也の未来の写真まで入ってるアルバムのような公演を見て閑也のまっすぐさに心打たれて。(宮近くんの公演は明日です)

あ、違う。私って松倉くんがいるからTravis Japanのことが好きなんじゃなくて、如恵留くんがいて、しめがいて、閑也がいて、うみがいて、宮近くんがいて、松倉くんがいて、元太がいるから、この7人だからTravis Japanのこと好きなんだなーって思って。だからTravis Japanの松倉くんのことが好きなんだろうなーって思って。なんかそれがすごく嬉しかったの。

 

だからこそ、前日のかっっっっっっっこいい映像の「自分の」っていう言葉が怖かった。

 

松倉くんって、Travis Japanになったときに「2人(松松)が離れることはないと信じてはいたけど、2人としては限界がある。その中でグループに入れてもらうってことは出来ないかな?って話していた」「グループに入れさせていただければ活動の幅が広がる」って言ってて。

そのときは「こりゃまた冷静に現実的に物事を考える人だな~」と思うくらいだったし、私も「既存のグループだったらトラジャ以外考えられないし、無所同士で組むっていって想像つくJr.もいないしな~」ってこりゃまた冷静に考えていた。担タレか。

でも、Travis Japanの松倉海斗を好きになってからは違くて。松倉くんの夢にTravis Japanがいないような気がしてしまう度に「松倉くんにとってTravis Japanって今も手段なのかな~」って思ったり、「ねぇ、Travis Japanの松倉海斗を大好きになっちゃったから責任とってよ」って思たり。


色んなことが私の中で混ざって、大好きなのに、大好きだからこそ、怖くて。ソロコンサート楽しみなのに、すごく楽しみなのに、何かに向き合わなきゃいけないような気がして。

 

 

 

「夢は心揺さぶれる表現者になること」って夢ハリを歌う松倉くん。

 

あぁ、Travis Japanって松倉くんの主語になったんだなーって思った。嬉しくて、安心して、心がぎゅーっとなって、あたたかくて。何を勝手に怖がってたんだろうって涙が溢れて。松倉くんの未来とTravis Japanの未来が重なって、あぁ幸せだなって思って。

ずっとTravis Japanだった。ロックスターに見えるときも、シンガーソングライターに見えるときも、ストリートダンサーに見えるときも。忍者にローラーハラスメントをかましてるときも。1人なのにずっとずっとTravis Japanで、ずっとずっとアイドルだった。

生首TJ-Calling!もエナジーソングの「トラジャとみんなが集まったら」も本当に本当に嬉しくて、私が大好きな松倉くんが、私が大好きなTravis Japanを大好きなことが嬉しくて嬉しくてたまらなくて(大好きの交通渋滞)。

 

きっとね、ダンスは今も手段なんだと思う。

あのときは、一番後ろの列で踊っていた自分がもっと前にいくための手段。今は、Travis Japanの松倉海斗として表現をするための手段。ダンスも、歌も、相棒のアコースティックギターも。

だから、松倉くんの相棒に「連れていかないで」って思うのも、もうおしまい。


松倉くんは本当に強い人で、自分の信念を貫く強さを持っている人で。それこそヲタクに「オールバラード弾き語りでは?」って、ちょっと本気の冗談を言わせてしまうくらいには強い人で。そんな強さが大好きなのに、そんな強さが少しだけ怖かった。

でも、松倉くんの「自分」が、主語が、Travis Japanであることを感じて、もう向かうところ敵なしだなって誇らしくて。あぁ大好きだなって思って。

 


2020年8月8日。


結局、特別にしてくれたのは松倉くんで。大好きな松倉くんと大好きなTravis Japanの未来が重なって。松倉くんのことが大好きで大好きで大好きで幸せだって思った、そんな一日。


ニホンゴホメラレルトウレシイ