ボクらはみんな生きてゆく! (5巻まで) (ビッグコミックス) コミック – 2023/2/28アキヤマ ヒデキ (著) 感想


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腐嬢ちよこの濫読日記 ボクらはみんな生きてゆく! (1)/アキヤマヒデキ (fc2.com)一巻も面白かったけど巻を追うごとにますます!


「山賊ダイアリー」より数段面白いよ!
あちらは所詮趣味の範囲だけど
こちらは生活に根差した産業としてのワイルドライフであり
地域おこしと田舎暮らしの教科書として有益で
広く永くバイブルとされる価値のある内容やわぁ・・・✨


画力も含めて漫画家としてのスキルはまあまあレベルで
特にキャラクター造形に魅力が足らない感じなので
漫画家としてはどうキバっても大成はしなかったんじゃないかな?
一方猟師としての腕や起業家としてのアイディア・手間を惜しまぬ工夫などは今時点ではるかに漫画スキルを超えてなさる。

元々田舎暮らしが好きで川漁師になりたいくらいハンティング好きだったのが、それでは喰えないと悟り次に好きだった漫画の道を志したのが
紆余曲折のあげく初心に帰ったかんじ?

都会暮らしは家賃を払って生活するのもやっとなカツカツ生活。
しかし50目前でUターンしてきた息子に親も地域も冷たかった><。



んふー?
「かびんのつま」の事情をいつまでたっても出してこないので不審。

腐嬢ちよこの濫読日記 かびんのつま(2・3完)/あきやまひでき (fc2.com)

化学物質過敏症のかおぴゃん(妻)のために田舎暮らしを選んだんでしょお?
途中までは半信半疑で読んではいたけど
その後の症状や生活を報告してくれないのは不誠実に感じたわ★
かおぴゃんを愛するがゆえに守りたい気持ちはあるろうし
厳しい生活も苦労もかおぴゃんがいてくれるから耐えられたんだろうけど><。



イノシシとか鹿とか野生生物との対峙は
牙や角で最悪命を落としかねない危険と隣り合わせだけど
限界集落の害獣対策は収穫をめぐるタマのとりあい?
生きるか死ぬかで生半な愛護精神なんかをさしはさむ余裕ないよね。

命を奪う後ろめたさはあっても
放置してたらその分自分の暮らしが浸食されてしまうわけで
逆にただ殺すんじゃなく「お肉」として資源として把握すれば
それは同じ里山の恵みとなりむしろ地球環境的にも優しい行為?

燃料使ってはるか外国から運ぶより(輸入飼料での酪農含む)
地産地消で豊かな暮らしを育むほうがずっとずっと贅沢で喜びがふくらむんじゃね?


実際一巻では喰い詰め者でしかなかったひでぴゃん(夫)が
未経験から猟友会に入会して括り罠や箱罠を駆使し
捉えた獲物はバットで撲殺→川で解体。(食べきれない時は埋める)
調理法を工夫しつつ自家消費、勿体ないので売りたいけど
色々ハードルあって・・・><。

そそ・自治体によっても違うけど
猟期は猟区、解体ルールとか細かく決まってて
(ときどきは改訂もされてるんだろうけど)
その時々の問い合わせをきちんとして
先達に教えを乞うたり一つ一つをクリアしていくのが立派だわ🌟

そしてその知恵を独り占めせず惜しげなく公開、
野菜栽培に養蜂、川漁とどんどん活動範囲を広げて
5巻ではもう精肉業も開業、自然食品提供がメインのお仕事で
あれこれ教えて!と教授して弟子も増えて・・・


この漫画は面白くて役に立つ優れた作品だけど
もう漫画家としてより地域の重鎮であり
これからの日本のありようを考えていかねばならない立場なんじゃ・・・?


愛するかおぴゃんと愛する日本がひでぴゃんの双肩にかかってるんだよ・
そしてそこからのウェーブがいつかこの国をまた元気にしてくれそうな気がしるのんよ✨✨

あと一冊で完結?読むわ!
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