フェブラリーS密着予想

◎11キングズソード

 17日に東京ダートコースで行われたレースでは、逃げ馬の成績が(4-1-0-2)と先週までの差し優勢の倒向から一変。

 東京12Rでは後半600mのタイムが前半600mよりも4.3秒遅いハイペースの消耗戦ながら通過1.3番手の馬で決着。ここまで露骨ではないが他ダートレースでも同じような傾向が見られた。
 このことから現在のダートコースは先行差しに関わらず全馬が直線までに体力を大きく削がれてしまう状況であると判断。条件戦では全馬がバテて、結果的に前に位置取った馬に利があったと見る。上級条件では更にペースが早くなると想定して消耗戦の適性を重視して予想を行う。 

 本命キングズソードは東京大賞典5着からの臨戦。最内枠から馬群の外を出せずに中団馬群で砂を受け続けた競馬。スローペースと追い出しのロスも含め良さが一切出ずに5着敗戦。
 2走前のJBCクラシックではテイオーケインズやウィルソンテソーロ、メイショウハリオらに0.9秒差をつける快勝。大井2000mG1で0.9秒以上差をつけて勝利した馬は歴代でゴールドアリュール、スマートファルコン、クリソライトのみ。明確に評価すべき内容だろう。
 また、馬場の違いはあれどペースも東京大賞典よりもJBCクラシックの時のほうが前半1000mの通過がタイムが2.3秒早い内容。消耗戦度合いを考えるとJBCクラシックのほうが今回のフェブラリーSに結びつくレースだったのではないかと考えられる。そちらで優れたパフォーマンスを見せたキングズソードには大きく期待できる。
 ミドルペースの1700mを先行できていることからも距離の融通もある程度は利きそうで、今回は枠の並びや出走メンバーから中団以降になると思われるが本来現在の馬場は外の差し。先述の通り昨日こそ結果的に前残りだったがG1レベルでは展開利も十分に見込める。今回出走メンバーに少ない米国血統。バデバテの消耗戦は歓迎と見て本命はキングズソード。
 
【得意条件シリーズ】
キングズソード
12月〜2月の成績(3-0-0-1)
6枠から外(4-0-1-0)



◎11キングズソード
○5オメガギネス
▲6カラテ
以下
4ドゥラエレーデ,14ウィルソンテソーロ,13


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