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ソダシオタクによるソダシファンのためのヴィクトリアマイル考察

 ごきげんよう馬券購入者様。今回はヴィクトリアマイルの展望と有力馬のネガポジ要素、やたらYouTuberに推され購入意欲を削がれそうな人気薄想定の馬、そしてソダシについて書いていこうと思います。本命はソダシです。どれだけ考察を重ねても、馬場と展開が向かない想定になろうとも本命はソダシです。それを踏まえた上でこの記事をご覧ください。

2023ヴィクトリアマイルはどんなレースになる?

 
 直近5年のヴィクトリアマイルを振り返ると、快速の逃げ馬がいた2019年以外、すべて前半ペースがゆるめの後半時計勝負になっていることがわかる。今回、出走馬の中に前走逃げた馬が一頭もおらず、また2走前を見ても逃げた馬がいないため、押し出された内枠の先行馬が逃げると想定。メンバーの脚質だけ見ればペースは確実にスロー。2019年以外のヴィクトリアマイルが参考になるのではないか。

 過去のヴィクトリアマイルを振り返ってみると年ごとに好走馬の種類が変わっていることがわかる。どの年もBコース変わり一週目で時計の早い馬場、スローからの後半時計勝負なのにも関わらず、2022年と2020年は前残り、2021年と2018年は差し決着と分かれている。ほぼ同条件であるのに生まれるこの差は何だろうか。逃げ馬の差である。
 2022年と2020年は逃げた人気薄の馬が4着に残る展開。ノーマークの離した逃げで馬群が縦長になり、かつゆるめのペースであったため位置取り上位の馬で決着。前に行った馬でもスローで行くことができればスムーズに末脚を使える状態。馬群縦長での直線末脚競馬で後ろは32秒台の脚でも届かなかった。
 2021年と2018年は人気薄の馬が逃げたことに変わりはないが、逃げ馬のリードがほとんどなく、馬群が全体的に密集した形での直線末脚競馬。
内のごちゃつきをしり目にスムーズに上がり上位の脚を使えた差し馬で決着した。逃げ先行の優位性がほぼない、単純にストレスなく脚を使った馬が強い東京マイル戦らしい決着になった。
 位置取りの上手である程度上がりを使える、もしくは上位の瞬発力。シンプルだがヴィクトリアマイル好走に必要な能力はこれらのどちらかだろう。今年は先行能力、瞬発力のどちらが恵まれるだろうか。やはり逃げる馬によるだろう。枠順確定を待ちたい。これらを踏まえた上で出走馬を見ていこうと思う。

他人の馬診断を信用するな!

 
 まずは1番人気想定のスターズオンアース。前走は向かない内回りコースで、かつ前有利馬場と展開を追い込んでの2着。コーナーで下げるロスも影響した。2走前も前有利を出負け挟まれの不利で馬群を割りながらの3着で強い内容。4歳牝馬の中で頭2つほど抜けた存在だと考える。牡馬の上位達に引けを取らない能力があり、今回東京変わりはプラス。しかし2400mが本質の馬だとされており、距離短縮はマイナス要素。古馬戦は距離適性の差が大きく影響するためいきなりのマイルをこなせるかどうか。出脚の鈍さから位置取りは間違いなく後ろになるが、先述の瞬発力が重視される状況であれば間違いなく勝利に一番近い存在。

 次に2番人気想定のソダシ。顔は全然可愛くないが白いというだけでアイドルとされウマジョにもてはやされ、擦れた競馬おじさんから嫌われ単勝オッズはぐちゃぐちゃ、複勝や連系では人気せずそこそこ配当がつき、ゲート嫌がるわりにはスタート上手で、どのレースに出ても毎回危険な人気馬として取り上げられ、ピンパーの馬かと思いきや古馬になってからは安定した先行能力で着内に粘りこむ善戦女、私の大好きな馬。
 今回のヴィクトリアマイルの危険な人気馬はソダシ。先ほどの話で、今回は瞬発力が問われる形になると想定。去年はローザノワールが馬群を離しての逃げで位置取りが問われるレースとなった。位置取りに秀でたこの馬に向いた。人気がばらけて4番人気となった去年とは違い、目立った人気の先行馬がいないことを考えると先行するソダシにマークが向くことが想定され、馬群は凝縮される形になるだろう。となれば先述の通り瞬発力を問われる展開になるのだが、キレ負けの不安を鞍上のダミアンレーンが上乗せする。
 レーン騎手はある程度のスピードをゴールまで持続させる技術に長けており、消耗戦に強いジョッキーである。反対に道中我慢の瞬発力勝負には弱く、末脚にかける競馬では劣る。末脚を武器にしたディープ系の馬に乗った時人気を裏切りがちなのはこれが原因である。本来持続力に長けたソダシとそれを活かすレーンは間違いなく好相性であるがレースの相性が悪い想定。
 なので人気を背負うも不安要素は大きくみんな買わないほうがいいよ。4番人気くらいがいい
 本命はソダシ。前走マイルCSは牡馬の一線級相手に3着。ゆるめのペースから馬群広がっての追い比べ、ソダシのマイルでの不安パターンである。上位の4コーナー通過順位は9番手以降で上がり上位の馬。明らかな展開不利で直線他馬との接触もある中コーナー4番手から3着。最も強い競馬をしたのは間違いなくソダシ。不利な瞬発力勝負で一線級と3着。今回メンバーレベルは下がり、瞬発力勝負だとしてもソダシをとらえられる切れ味を持つ馬はそういないだろう。瞬発力を補う確かな先行能力と不屈の粘り腰がソダシにはある。負けるわけがない。叩いて良化というよりも鉄砲駆けするタイプ。休養明けも問題なし。天気は何でもいいができればパンパンの高速馬場で物理的に内前が有利になる馬場を希望。ソダシの春がやってきた。本命はソダシ。単勝13倍を希望。

3番人気ナミュール。瞬発力勝負希望。マイルの馬であるが秋華賞、エリ女と向かないレースで好走。前走久しぶりのマイルである東京新聞杯。内前有利馬場を大外枠からポジションを取っての好走。ある程度恵まれはしたがやはりロスも大きかった。また上がり上位の脚を使わずの好走は初めてで、本質ではない競馬をして好走していることから確かな成長を見せた。今回は持ち味発揮のためにも後ろからの差し競馬をする想定。持続力勝負では能力でどこまで、ということになるが瞬発力勝負では勝ち負け必至。連対はすべて中2か月以上の出走。典型的な鉄砲型で今回条件良し。推定オッズよりも人気する想定。脚を存分に発揮できる良馬場希望。

次にソングライン。戸崎。高速の瞬発力勝負では安田記念で1着を取っているように能力はある。開催が進んだ東京マイルが一番の適性だろう。去年の秋以降レース選択がスムーズにいかず体調に不安の一頭。前走の1351スプリントは出負け大外回しに鼻出血と能力には関係のないレース結果。セントウルSはわかりやすい追走能力不足で末脚だけで5着と生粋のマイラーであることがよくわかるいいレースであった。安田記念では外有利の瞬発力勝負を外から差しての1着で、今回もその展開を希望。想定よりも人気落ちが見込める一頭で乗り替わりが嫌われることを期待。

ナムラクレア。短距離界の中心馬であり今回久々のマイル戦。前走高松宮記念2着馬。マイルは桜花賞以来で、その桜花賞では内先行が恵まれたレース。というのは馬券購入者全員がわかっているため距離延長の不安がオッズに現れるだろう。前走は極悪外差し馬場を外枠から外を通しての2着。2走前のシルクロードSは内差し馬場を内枠から差しての1着。3走前スプリンターズsは義務大外ぶん回しの5着。その前はジグザグ走法3着。
 不利でも恵まれた展開どちらでも好走する安定感と差し脚が売りのためあまり前走がどうだとかで語る必要もないように思う。直線坂を登り切ったあとの脚に魅力のある1頭であるため東京変わりはプラス。マイルの追走では前目をつけられるのでスローを演出したい。瞬発力勝負を希望

穴馬という言葉が嫌いだ

 
 次に各所でやたらと推されそうな人気薄の馬について見ていこうと思う。

アンドヴァラナウト
 前走阪神牝馬Sはコース変わりと降雨の影響により内前有利が加速。上がりを使った馬が届かないレース。外枠出遅れということで脚を図るだけの競馬になったが、直線前方の馬の接触により追い出しが遅れたにも関わらず大外から上がり最速の5着。前決着でかつ不利を受けながら好走する結果になった。阪神牝馬Sで1番評価される馬だろう。愛知杯も極悪前残り馬場、エリ女も極悪外差し馬場を内追走で大敗。近走敗因明確で妙味ある一頭、と各所で言われ結局妙味がなくなること間違いない。

スタニングローズ
 去年の秋華賞勝ち馬。適距離であろう大阪杯を回避しての参戦。前走中山記念は開幕週ではあったが直線の向かい風の影響から差しが決まりやすい一戦。外枠から先行を続けたこの馬にとっては負担の大きい競馬であった。その中で0.2秒差の5着と評価できる内容。エリ女は極悪外差し馬場に加え秋華賞から間隔が短いレース。秋華賞は恵まれに恵まれたとはいえ勝ち切っているのも事実。ワンターンの瞬発力勝負ではどうかだが、想定より嫌われる可能性が高く評価できる一頭。

ロータスランド
 雨や時計のかかる馬場では人気を集める一頭。前走得意の道悪で(道悪すぎたが)比較的マシな外を通して掲示板外と惜しい結果。年齢を重ね、短距離の追走が厳しくなってマイル寄りの適性になっているのではないかと想定。特筆すべきはマイルCSの内容。上がり時計の早い差し比べとなった一戦で、荒れた内を避けて多くの馬が外をまわした形となった。そんな中4番手から最内を通しての0.4秒差、三着とは0.1秒差の接戦であったこの馬の走りはとても評価のできる内容であったと考える。操縦性が高く乗り替わりはそこまでマイナスではなさそう。雨が降ると人気を集めるので良馬場で持続力が問われる展開を希望。
   
メイケイエール
メイケイエール。

 
 

最後に

ここまで読んでくださった方に感謝。こういったものを書くのは思ったより難しいものですね。上げた馬にそれぞれAやBなどの評価をつけていこうかとも迷いましたが今回はやめておきました。以上になります。
皆さん、ソダシを買わないでください。
日曜日の昼に結論記事を投稿する予定です。

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