関屋記念の答え、教えます

 土曜日のレースはほとんどがスローペースで進んだものの、早い時計が計測される良好な新潟外回りらしいコンディションであった。
 また、外回りの4レース中3レースで上がり最速の馬が1着を取る末脚要求度の高さがうかがえた。唯一上がり最速馬が5着だった8レースではスローの縦長展開という、位置取りだけで決まったレースだったというもの。そのなかでも上がりタイムが1,2位の馬が掲示板に食い込んでいた。
 現在の新潟芝外回りは高速時計への対応と末脚の確かさが必要であると判断。内側の芝の状態もまだ良好で、メインレースの関屋記念ではレース展開の恩恵と新潟芝外回りにおける力量差が存分に出る内容を想定する。

 本命は6フラーズダルム。オープンクラスに入り苦戦が続く一頭。しかしながらオープンクラスでも上位の後半数値を有しており、高速マイルへの対応も可能としている。位置取り難が良い方向に働きさえすれば重賞でも戦えると判断し、今回本命とした。
 出走表を見ると、やはりサマーマイルシリーズ(米子S中京記念)を使ったきた馬が目立つ。今年のサマーマイルシリーズで共通しているのはどちらもペースが緩まなかったことである。
 米子Sでは前半半マイル44秒台と少頭数の阪神外回りとしてはかなりのハイペースで進み差し決着。中京記念も米子Sで控えた馬による逃げで後半3Fが35秒後半になる消耗戦で差し優位決着となった。
 この2レースの逃げ馬が2頭揃い、また、外枠にも前を位置取りたい馬が並んでいる。平坦ゆえに前優位になりやすい新潟芝を考えると前への意識は高まり、流れたペースを想定できる。
 本日の新潟芝は末脚の要求度の高いコンディション。かつ時計の早い馬場。早い時計で、芝が傷んでいない場合、内を回すことは物理的な優位性が高いため内をロスなく立ち回れることが重要と考える。かつ前が厳しい流れになることを想定できるため内差しが恵まれる可能性に張る。
 6フラーズダルムは近走苦戦が続くがすべて位置取りの悪さが不利に働いたものによる。
前走はかなりの道悪で末脚が削がれるコンディション、2走前はぬかるんだ馬場で前優位を捉えきれなかったもの。3走前は狭い中山で直線前が詰まり満足に動けない結果。末脚が求められる展開ではのちの重賞好走馬を子供扱いする競馬。
 時計が早く直線が広い新潟変わりはやはり好材料で、末脚が求められる馬場も良し。近走から好転に期待、本命はフラーズダルム

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