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ダンサー?

新社会人になるに伴い、ジム通いの必要性が生じる。そのため、ジム用のシューズを探しに街へ。

だが高い。通りかかったNBで1番お値打ちなものを聞くと1万円。ありえん、風俗行けるわ。

次にお目当てのNIKE。ジム用発見できず。コミュ障発揮し、店員さんに話しかけられず断念。

諦めてスポーツショップで3千円のお値打ちシューズに狙いを定める。だがADIDASショップに通りかかる。

お店の中に入り、シューズを探す。多すぎて分からん。勇気をだして店員さんに訪ねる。

「ジムのシューズ??」

「かしこまりました!室内用のトレーニングシューズですね!こちらです!」

円滑すぎる。オマケに美人すぎる。


「どういったものをお探しですか?」

そんなこと分からんから、新社会人で初めて通うんですと尋ねると、「私も!タメですね!」

絶妙な言葉遣いで巧みに距離を詰めてくる。

「どういう業界なんですか?」

就職する業界のこと、家族構成など、お互いに自然に自己開示が進む。

それにプラスして破壊力抜群の笑顔。第一印象は怖いで一択の僕も笑みがこぼれてしまう。

そして三千円のシューズを探した結果、最新の2万円超えのシューズを買ってしまった。

だがジム通いを続けられる自信がある。それは先行投資したからではない。彼女が応援のプロだからだ。

名古屋グランパスエイトのチアリーダー

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