トリプルトライアングル（ダブルトライアングル②）

続き

F「今週の土日どちらか空いてない？夜ね。」

わい「しゃーねーな」

F「恵比寿ね！私の働いてた韓国料理屋さん行こ！」

わい「へいへい」

基本的に僕はデートが好きだが、今回はあまり楽しめなかった。というのも、「かばん持って。」だの、「二軒目は奢って。」だの、言っちゃなんだが態度がでかかったからだろう。

こちらとしては「あーないな」と思っていたところに、DからFに今から飲もうというLINEがきて合流することになった。だが合流したのが土曜日22時頃で、完全にオールする流れだった。社会人としての良識のある僕は、ドンキでお酒を選んでいる間に失踪した。Dから鬼電が来ていたが、僕は寝床についたのだった。

＊

わい「昨日は勝手に帰ってごめん...」

良識のある僕は、一応Dに謝罪のLINEを入れた。すると、

D「いや、まじでなんも言わずに帰るのは意味わかんない」

ガチ切れだった。その後もひたすら謝ったが聞く耳をもたない。そして急に電話をかけてきて、

D「おい今から飲むぞ。お前昨日勝手に帰ったんだから断る権利ねえぞ。」

本当に圧がすごい。日曜の20時から飲みに向かうのは嫌だったが、これでは断るにも断れなかった。R（留年した大学の友人、Dの彼氏）からも、「一緒にいるDの小学校の同期かわいいから行かね？笑」と電話があり、行くことになった。お前は留年したから暇でいいわな。

＊

居酒屋は閉まっていたのでカラオケ飲みになった。ちなみにDを含むその3人は、小学校で一番の問題児だったらしい。だが一言、みんな可愛かった。Dはもちろん可愛いが、その友人二人も美人だった。一人はみちょぱ似、もう一人はカップルYoutuberのはるまきチャンネル（→はるまきさん）に似ていた。

飲みの雰囲気としては、キセキ、さくらんぼ、花などの飲み曲（Greeeenさん、大塚愛さん、ORANGE RANGEさん、申し訳ありません）を入れ、ひたすら飲むという感じだった。結局21時半から23時だったが、1時間半とは思えない程飲んだ。

僕ははるまきさんに興味を惹かれた。外見はもちろんだが、彼女の愛されキャラや周りの雰囲気を読む力に惚れた。これだけ飲んだら気分がでかくなりそうだが、僕は中高男子校からの大学では理工学部。女の子に直接はLINEを聞けないので、Dを通してLINEをもらった。

そして今週の土曜にはるまきさんとデートの予定だ。

to be continued...