私の最も軽蔑する人間とは、己の乾ききって固い土塊のような老いさらばえた感性を捨て置き、耕そうともせず潤いを与えようともせず、屍のように呻きながらただひたすら甘露が降り注いでくるのを待っている。その傲慢たるや!たとえ甘露が沁みようとその貧相な感性ではすぐに干上がってしまうだろう。

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