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気持ちの振り返り

この前皆既月食でしたね。綺麗でした。
そんなのとは全然関係ない話です。

いろんな所で一般的な家族のほのぼのを目にする訳ですが(動画とかテレビとか本とか)、そんなのを見るたびに「あー、私にもこんなふうに家族から愛されてる幼少期があったのかな」「私の家族にも、こんなふうに私を慈しむ気持ちがあったのかな」なんて期待してしまいます。その度、「ありえないな」て否定しています。そうあって欲しいけど、そうじゃなかった時のショックが絶対に大きいので…なので期待しないようにしてます。それに今はそんなことを考えなくたって知らなくたって幸せなので全然問題ないのです。(脱毒家族、一人暮らし中)

時々、家族の中で唯一まあまだ気持ちを吐露しやすい父に祖父母から受けた精神的虐待について全て吐き出した時のことを思い出します。
一人暮らしの準備を始める事を父には伝えようかな…せめて味方になってくれるかな…という淡い期待でした。最初は「なんで?」「老後の世話は?」という返しだったのですが、過去の虐待や私の精神がもう限界なことを全て吐き出すと「知らなかった」と言って引っ越しの手伝いをしてくれました。(「私が自殺するか、あいつらを私が殺すしかもうない」「頭を殴ったり髪の毛を引き抜いたり腕を噛んだりするくらいストレスが限界だ」とか吐きまくってた)

でも私は家族みんなを信用してなくて、相談した父にだってせいぜい大嫌いな祖父母よりほんの少し信用してもいいかな、くらいの考えでした。だからいつ裏切られるかわからない、いつ私の邪魔をしてくるかわからない、という恐怖がありました。そのストレスからか、父に対しては本当に今までに無いくらいぐっちゃぐちゃなメンタルで全てを吐き出してました。どうせ家を出るんだ、これで最後だ、て思ってました。今考えると、無意識のうちに試し行動をしていたのかな、とも思います。

あの時の、私の苦しさを全て吐き出した姿を思い出すと「私ってもう限界だったんだ」て気付きました。15年前後ほど祖父母から虐待を受けてきた私ですが、「寝れば忘れる」「学校に行けば、仕事に行けば忘れる」「だから全然大丈夫。私は強いんだ。」て思ってました。でも違いました。本当は自傷行為に走るくらい精神はボロボロで、とっくのとうに壊れかかってたのに、それに気付いたらもう立て直せなくなりそうで怖かったんです。
私、全然強くない、普通だ、普通に壊れてる。といざ気付いたら、意外とあっけなく、私を守らないと、て自分を大事にできるようになりました。不孝者かな、と止まりそうになる時もありましたが、ボロボロの自分に気付いてからは全くそんなことを考えなくなりました。

今までの、本当に苦しむ私を隠してきた分、今度は素直に向き合って大切にしていきたいです。それから、ボロボロになった自分をちょっとずつ直していきたいなーと思います。

おわり

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