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福知山市のシティプロモーションに思うこと

5/27(土)と6/18(日)の2回、僕の住む福知山市で開催された「ナイトライブラリー 「福知山の変」トークセッション」に参加をしてみました。

まず福知山の変とはなにか?

市民とクリエイター、市職員の共同制作プロジェクト
「福知山の変」とは、広告界で活躍するクリエイターと市役所職員がタッグを組んで、まちの礎を築いた光秀を超えていくような挑戦をし、このまちに変化をもたらす人を紹介する、市民参加型のシリーズ企画です。新聞全面広告やポスターを通じて発信しています。

福知山市役所WEBページ

また

「福知山の変」ステートメント (声明)
明智光秀を超えていけ​
福知山に、ゼロからまちをつくった明智光秀。
由良川の治水、経済の発展、そして福知山城。
彼の挑戦心は、福知山を変え、そして私たちの中で今も生きつづけている。
2022年に市制85周年を迎えた福知山。
今、変化を起こすチャレンジャーがたくさん生まれている。
「福知山の変」は、彼らの挑戦を紹介し、その輪を広げていくプロジェクト。
どんな小さなことからでも。誰もがチャレンジできる社会に変えていきたい。
きっと、明智光秀だって、はじめの一歩はどきどきしたはず。
このプロジェクトが、あなたの挑戦のきっかけになれば、うれしい。
さあ、いっしょに、一歩ふみだしていきましょう。
「福知山の変」、始まる。

福知山市役所WEBページ

とあります。これはシティプロモーションの一環で、いがいと!福知山とか、明智マインドとか、変化人とかと言うパワーワードと共にこの数年、おそらく年間数千万円の予算が計上され行われているプロモーションです。

では次にシティプロモーションとはなにか?

シティ・プロモーションは地域再生、観光振興、住民協働など様々な概念が含まれています。シティ・プロモーションの捉え方は多々ありますが、その一つは、そこに住む地域住民の愛着度の形成と考えます。その先には、地域の売り込みや自治体名の知名度の向上と捉えることも可能です。

 さらに、自らの地域のイメージを高め経営資源の獲得を目指す活動と考えることもできます。このようにシティ・プロモーションの取組みは、多方面に広がっていく能動的な活動になります。

 シティ・プロモーションには、自治体にはない「営業」という要素が多くあるため、民間企業等の活動から多く学ぶ要素もあります。そこで、シティ・プロモーションに取組もうとする自治体と、それを後方支援していく民間企業等の交流の場が必要と考えます。

シティプロモーション自治体等連絡協議会
webページ

更に比較の意味で、お隣の朝来市の例も紹介

あなたはまちの未来 ASAGOiNG

まちや自然との関わりを、楽しむこと。
はたらく喜びを、感じること。
かぞくの時間を、愛おしむこと。
ここは、いつも現在進行形のまち・あさご。
「こんなふうに暮らせたらいいな」と思い描く
あなたのアクションが、このまちのエンジンです。
あなたが手を伸ばせば、誰かに届く。
あなたが動けば、未来が動く。
明日を信じるひとりひとりの力をつないで、
新しいまちの物語を紡ぎませんか。

朝来市WEBページ

この朝来市のシティプロモーションに感じる、シビックプライドの醸成と言うのか、ひとりひとりがまちに関わりしろがある様に思うのですが、福知山市のそれはもう少し異質のなにかを求めていて、シビックプライドを主体的にまちに関わる住民とするならば、ローカルイノベーション的に何か変化を起こす人とそれを応援する人に分けてしまう、もう一歩踏み込んで言うと、関わりしろがあまりないまちだと思ってしまうし、このまちに住み十数年、実際そうだったよなとつぶやいてしまう自分を否めないです。おそらくはこのあたりのもやもや感が、このシティプロモーションへの僕の思うところなのかも知れません。初期のポスターから徐々に知った顔も増え、自分なりによりよく知ろうと努力してみましたが、やはりあまり好きになれそうもないので、このnoteにしたため二度と口にしないでおこうと思います。

松井裕督

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