今回の園バス置き去り事件に関して

どうしても、述べておかないと気が済まないので、ここに記す。多分、だれにも読まれないと思うけど、気持ちの整理として。

バスに園児を置き去りにしてしまった、これが元凶。ここでしっかり確認をしておけば、5人しか降りてきていないことを確認すれば女の子は死なずに済んだ。ただ、この事象に関しては億千万歩譲ってしょうがないとしよう。もしかしたら複数の園児がバスの中でトイレに行きたいと騒いで慌てたのかもしれないし。どちらかというと問題点はそのあとにあると考える。

「なぜ、亡くなった女の子を登園扱いにしたのか」、そして「なぜ登園扱いの女の子が昼過ぎまでいないことに気づかなかったのか」である。

まず、登園の登録をするツールの登録を登園扱いにしていなければ、乗ってきた園児が6人に対して登園した園児が5人、明らかにおかしいと気付けたはず。おそらく、バスに6人乗ってきました、バスが到着しました、じゃあ6人いるね、はい登園完了、みたいな処理の仕方だったのだろう。これでは、せっかく導入した、子供の安全を守るためのツールが全く機能していない。ただ、これに関しては、肝を冷やした幼稚園、保育園もあったのではないだろうか。忙しくて点呼や一人一人の確認なんてできないという園があるだろうと勝手に推測している。なぜなら、去年同じような事件が起こったときに、業界として再発防止に躍起になるから。にもかかわらず、1年弱でこんなことが起こったということは、そういう業界なんだろうなと。
 さらに、朝から昼過ぎまで、担任も含め登園扱いになっている園児がいないことに違和感を持ってないのが何より異常。先述のツールについては流れ作業だったかもしれないが、その子がいないことについて騒ぎにならないのは億千万歩譲っても到底理解ができない。取り残されてしまった後も、水筒の水を飲みながら必死で生きようとしていたとのこと。どこかで気付いて探していれば間に合った可能性が高い。誰も何も思わなかったのか。「休みだと思った」はあまりにも責任感がない。ツールで「登園している」ことになっていたのだから、最低限保護者に確認するべき。ここはもうほんとに意味不明。ところで、私が幼稚園に通っていたころは朝の会で名前を呼ばれて返事をしていたけども。いまはやらないのかな?
 起きてしまったことはしょうがないけど、ここでまたとてつもなく厳重な確認作業が義務付けられるはず。
 息子が通っていた、低年齢(0歳から2歳)専門の保育園は、呼吸や心拍数を確認する装置を一人一人に着けていた。人数が少なかったからできたのかもしれない。お昼寝の時に、10分おきに呼吸を確認している保育園もあると聞いた。さらに、子供は行動に移す動機がとんでもなかったり、下手をすると動機なしで考えられない行動をする子もいる。保育士さんたちはそこら辺を見張るので精いっぱいだ。
 ここからは個人的な考察なのだが、人手が足りていないことが原因の根幹にあるのではないだろうか。
 今回の事件についても、人手が足りていれば登園確認ツールを流れ作業で行ったり、そのあと何時間もいないことに気づかない事象が起こる確率をかなり減らせると考える。人員を増やし、給料を上げれば解決するだろう。政府は、アフリカに5兆円も援助をしている場合ではない。日本の未来をしょって立つかもしれない子がまた一人この世を去ってしまったのだ。アフリカの皆さんには大変申し訳ないが、どう考えても、自国の問題にベクトルを向けるのは当然である。
 ちなみに、管理者、経営者のほぼすべてが、経営が苦しくなってきたとき、手を付けやすい人件費から削る。コンサルタントという意味不明な奴らが、それをさらに加速させる。あいつら、自分の会社じゃないから、どうなったって責任取らないからね。おれが最も軽蔑する業種。経営者も、現場の声じゃなくてコンサルの言うことばっかり聞くからね。
 脱線した。今後、おそらく園バスや園そのものの制度も変わってくるだろう。何しろ防げた死亡事故を2回も起こしてしまったのだから。俗にいう「面倒な」確認作業等がいくつも義務化されるはず。これには人手もお金もかかる。まず、政府はこのことを認識すべき。そして野党は「5兆円も海外に援助するくらいなら国内の問題解決を優先しろ」とか、「GDP成長著しい某隣国(赤)への資金援助を今すぐやめて、庫内の諸問題の解決を優先しろ」とか、「外国人に生活保護を出している場合じゃない」など、政党批判をしてほしい。モリカケヤ国葬反対などと言っている間にこんな悲惨な事件が起こってしまったことをきちんと認識すべき。マスコミには一切期待をしていないけど、もう少しよく考えてほしい。16億円の葬儀費用なんてマジでどうでもいい。強制参加じゃないんだから、不参加を表明すればそれでい一だろう。「ワタシタチノゼイキンガー」って言ってるけど、アフリカに5兆円、中国には葬儀費用の16億円が米粒に思えるくらいの金が流れてるし、さらに言うと、日本に住んでいる外国人への生活保護費は1,200億円だからね、もちろん我々の税金から。いまこの事実を言ってこれらすべてにメスを入れますとか言えば支持率爆上がりなんだけど、そんな野党が一切いないということは(以下察し)
 子供は宝である。これは間違いない。堅実的な話をすると、税金の払い手になってくれる。彼らが頑張って働いてくれることによって、われわれの老後をを支えてもらうのである。何故大切にできないのか、はなはだ疑問である。子供がうるさいから保育園を作るなとか、良く泣くから子供嫌いとかいうやつを見るたび、「貴様は生まれてきたときから大人だったんだな。」とおもう。同時に大き目の距離をとる。
 なくなってしまった女の子には、「ほんとに暑かっただろうに、よくがんばったね。今から行くところには暑いとか寒いとか関係ないから、パパもママもいつかはそっちにいくから、少しだけ待っててね」としか言いようがない。ご遺族に関しては、正直かける言葉が見つからない。おそらく何を言っても無責任になってしまう。
 国を動かしている人たちには、今高齢者に無得ている政策の半分でも子供たちに向けてほしい。そして高齢者の皆様には自分勝手な考え方をもう少し改めてほしい。お前らが自分に有利な政策を打ち出しす政党にしか票を入れないから、みんな年寄り向けの政策しか打ち出さないじゃないか。体感でだけど、信号無視をする輩の7割程度が年寄りだ。子供を連れている俺の前から、赤信号でも平気で渡って来る。そういうやつらに限って「今どきの若いやつらは」とか平気で言う。狂気の沙汰である。
 
 このような事件が二度と起こらないよう、しっかり対策を講じて、しかしその対策のせいで追いつめられる人だが出てこないよう、うまくやってほしい。


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