アスペクトについて【西洋占星術】
代表的な基本アスペクトについて解説します。
アスペクトとは
ホロスコープの中で、星と星の間に作られる見かけ上の角度のこと。
それは星と星とが見つめ合う角度、視角度とも呼ばれます。
星と星は、その間に形成されるアスペクトによって、お互いに影響を与え合うのです。
また、アスペクトの角度によって、それぞれの影響力の現れ方が異なります。
アスペクトイメージ
太陽と月が重なった時(0度)
新月となります。
月の影響力は太陽の影響力によって覆われます。
夜空には月の光が消え、海の生物は活動を休止、太陽と月の力がひとつの方向に動いて、海では大潮となります。
新月に象徴される人々の感情は、理性によって支配され、自制されます。
太陽と月が直角に位置する時(90度)
半月となります。
太陽の影響力と月の影響力がぶつかり合い、互いに打ち消され、そのため海では小潮となります。
月と太陽が互いに天体の正反対に位置した時(180度)
満月となります。
月の影響力は太陽の輝きによって表面化し、強められます。
生物は動き回って産卵し、海では大潮が訪れます。
満月の影響力に象徴される人々の感情は刺激的で活動的になり、自分の感情を表に積極的に表現すると言われています。
オーブ(許容範囲)について
アスペクトにはオーブ(許容範囲)が伴います。
例えば、正確に180度ではなく、183度や176度の場合でも、180度の影響力が働いていると考えます。
秋月さやか『正統占星術入門』では、0度、180度、90度、120度についてはプラスマイナス10度を有効範囲とし、60度、150度についてはプラスマイナス5度としています。
ただ、プラスマイナス3度とする場合もあり、占星術師によって見方は様々です。
どちらを採用するにせよ、この差は少なければ少ないほど、影響力は強いと考えます。
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