不思議な話し
その3)
不思議なことが頻繁に起こる
物件の
最大の欠点が
雨漏り
9月に入居してまもなく
かなり大きな地震
そして10月目前に台風
かなりの風と雨に見舞われた
東側に面した居間と台所が硝子戸でしきられた横続きの部屋で
台所の方が何故か八畳もあり
居間にしてたであろう続きの部屋が六畳間というちょっと変わった間取りの構造でわあったが
居間とわ西側に続く部屋があり
襖を取り払うと
けっこうスペースが出来た
玄関の西側にもう一つ部屋があり
この部屋にピアノやら子ども専用のコンパクトな整理ダンスを置き
自由に遊べるようにしてみた
一階の居間の雨漏り以外に雨漏りわしてるふうでわなかったから
近くの工務店に
応急修理を頼み
しばらくわ
雨漏りの心配わなくなった
後にこの部屋を
天井を取っ払った
吹き抜けに改造した
ほとんど自分で
もともと
大工仕事が好きだったので
けっこう
楽しめた感があった
道路を挟んだ横のひとりずまいのおばあちゃんが
ちょこちょこ覗きに来てわ
よくやるもんだね
と
少し
呆れたように
いいながら
怪我しなさんなよ❗と
声をかけてくれたりも
やく
二週間後けっこう上手に出来た
さっそく
おばあちゃんが
お茶飲みに
いろいろ
世間話をする中で
自殺したおじいちゃんの話しも
今で言うところの
略奪婚だったらしい
小学生時代から付きあってた
同級生が居たことを知りながら
横取りして
嫁にしたんだとさ
と
呆れたように
話す
そして
その
奥さんとなった人が
略奪された後も
元
同級生とずーっと
お付き合いをしてたそうで
なんともはや😅
ばあちゃんになってもさぁ
ずーっと
好きだったらしいよ
と
入居して間もない頃
敷地内をうろちょろする
おじいちゃんらしき人物を目にして
玄関脇の西側の子ども部屋から
じ~っと
その様子を観察してると
何度も
行ったり戻ったり玄関前に
立ち止まり
表札をがんみしながら
意を
決したように
チャイムを連打しながら
ゆきちゃんかぁ❗
いるのか❓
ゆきちゃん❗
俺だ❗
と
大声で叫ぶので
ドアチェーンも外さず鍵もしたまま
どちら様ですか❓と
聞いたら
なんか
声が違うなと
小声でぶつぶついいながら
ゆきちゃんいないべか❓
俺同級生なんだけどよとわ
言うものの
名前を名乗らず
最近引っ越してきたものですけど
に
すいませんでもなく
間違えましたでもなく
ゆきちゃん
ゆきちゃんと
いいながら
敷地内を出ていった
わたしが入居する前に
もうひとり
別荘として購入した人がいて
やく
3年間
所有者だった
自殺したおじいちゃんの
息子さん家族わ
その
別荘所有者に売却してから
近所に引っ越して居たことを知らなかったんだろうか❓と
ふと思った
もしかしたら
その
ゆきちゃんとずーっと交際してた
同級生のおじいちゃんわ
遠くに住んでたのかも知れない
おじいちゃんの自殺の原因わ
息子さんが
事故にあい
かなりの負債をおったことに
先行きを案じての事らしかった
続く)