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ミトコンドリア


親とわ…なんぞや。


巷に溢れる親について。特に,父親についての思うことを書いてみようかと。

子どもが生まれても,尚,父親と言われる存在,責任をもたなくてわならないだろう,己の立ち位置を,自覚できない輩という人間の,なんと多いことか。峠を二つ越えるんですと,帰り道を説明するその目にわこぼれ落ちそうなほどの不安が溢れてた。まだ,二十歳になったばかりの女性の腕に抱かれた幼い子供わ,この世に生を受けて3ヶ月になったばかり。いくら本州が,暖かい気候とわいえ,12月の寒空に,サンダル履きに素足の軽装。何の仕事なのかわ,ずーっと,後になってから知る事になる。当時の私の仕事わ,24時間開設の自宅開業託児所。ベビーシッターもかねて。小人数限定の部屋数が限られた,その空間にわ,さまざまな人間模様が,詰め込まれていった。資格を修得するにあたっての,エピソードわ小学4年の夏休みに起因するのだが…。お手伝いくらいの軽い気持ちで始めた仕事。報酬代価わ世間相場の保育所からわたぶん半値位の料金設定。何故ならば,自分の出来る範疇の最大限の経験とあくまでも,わたしにできうるだけの,お手伝いの意識の上ではじめた単純極まりない理由だったから。それが,さまざまな,女性の人生の時間が,わたしが過ごしてきた生きるとわなんぞやをしみじみ知る事になろうとわ。

男と母性

男にわ母性なんかないんだからねぇと、話しかけられてもねぇと、

平静を装いながら

あなたが頼りなの全開のモードで、ぴったり横に張りつくようにしなだれかかりずーっと下を向きっぱなしの

顔わ美人系の細君様と

男に母性わないと断言する男はんの表情とを代わる代わる観察しながら

どおいう事情で託児依頼をするのか要件を聞いてみた。

一応共働きなんですが

何しろ初めての子育てなもんですから

はぁ

でしょうねたしかに

何が言いたいのかわ、察しがついた。

ようわあなた様たちわ子供わつくり生んでわみたけど

お育てになる自信わございませんの

ジャンルのお方なんですねと

誰かご家族で面倒を見られるかたわ

いないんですかの問いに

一応こいつの母親にきょうもお願いしてきたんで、もしかしたら……………

と。

面接のあと

数日してから家庭の様子をみに訪問してみた。

あり得るのかこの状況に遭遇。

お風呂わどちらがに

わたしの手わ、こんなに小さいからお風呂のなかで、赤ちゃんを支えられないんで

だんなにやってもらうんですとおっしゃった奥さま

なるほど

で、どうやって入れてるんですかと聞いてみた

外科医なんでしょうか❓わたしの目の前に、外科医が使うようなゴム手袋を出して見せて、これをはめてと

はぁ😅

あのぉ、それでわ皮膚感覚がわかんないじゃないですかぁ

と言うと

そうですかぁ、でもあかん坊だから

とおぬかしになる

で、体を洗うのわ、ベビー石鹸でしょうか?との質問に

いや、なんも使いませんよと。

はぁ😅

どこで、沐浴の指導をしてもらったんですかと聞くと産科でおうみになったにもかかわらず、沐浴指導も体温の計りかたもまったくしなかったと、で、育児の本を買ったそうで…………

育児の本にゴム手袋をはめて、ベビー石鹸も使用せずって書いてあるんですかぁと、もやもやしながら聞いて見たら、いや書いてませんけどと、しどろもどろで答える、だんなさんに、ベビーバスの用意やら、肌着の用意やら沐浴につかうであろう、ガーゼのハンカチやらを準備してもらって、普段どうりにやってることを実際にしてみて下さいと指示してみた

おい、肌着だって


おい、バスタオルだって

おい、ガーゼの何とかだと

奥さまにおいおいコールを

言われた奥さま、右往左往

あれ?どこだったっけと二階にかけあがり、一応準備が

しかし

急きょわたしに、やってみてほしいと。

いいですよ

じゃぁバスタブにお湯入れて下さいなとお願いすると、お湯の温度って何℃でしたっけ?に

おいおい😅

毎日やってんのあんたでしょ❓と、っつ込み入れたくなるお言葉に、大丈夫かいなこの夫婦の、はてなマークが。

ベビーベッドにおねんねの生後2ヶ月児を連れて来て下さいな、に

だんなさまが、だっこしてきたおこさまからわ、ミルクの匂いも赤ちゃんの香りもせず

なんか、すえたような空気がただよってきた。

あのぉ、毎日お風呂してますよね?と聞かずにわいられずに

思わず、いつお風呂にと、問い詰めたら

3日まえかな?と

髪の毛わバシバシ😅肌わ何故か赤ちゃんなのにかさついてる感じが。

不思議なことに初対面なのに

泣きもせずにわたしに洗われていたその赤ちゃん。まぁ、人見知りにわずいぶんと、まが。

あのぉー

ベビーせっけんわ❓に

なにやら、雑誌が積み上げられてる部屋の隅っこを、ガサガサ。

確かこの辺りに、この間ドラッグストアーでもらった、ちっこいやっが……と

あった❗あったこれでいいんですかねと差し出したのわ女性用なのか男性用なのかわからないけど、お試し用の洗顔せっけんだった

まぁしょうがないと思いつつ、丸裸にされた息子さんを手渡してもらい、無事に沐浴終了。


やっぱりひっくり返して❓洗うんだと。わたしの手わ小さいと嘆くおくさまが。いやいや、別に向きを変えなくてもいいとわ思いますけど、変えた方が背中も洗いやすいでしょうと説明すると

手が小さくてちゃんと支えてあげられないから、もしも湯船の中に落として溺死させてしまうことも考えられるし、命に関わることだから、わたしにわ出来ないと

断固拒否権を発動するおくさまに、

ムカムカと腹が立ちあきれかえり心の中で思わず舌打ちをしたわたし。

なんなのよねぇあんた❗わたしわ、乳母じゃぁないんだわさ❗とお口から暴言が飛び出しそうに。いくら手が小さいと言ったってあんた、赤ちゃんの首に手が回らないってことわないでしょ❗別にわたしの手が、グローブ見たいにデカイわけでもないし、母性もへったくれもあるわけなく、ふつうわやるもんでしょ、自分が生んだんだし、どこのお貴族のお姫様だったんだよほんまに。こんなにこれまでムカムカしたことないわいなとふつふつ沸き上がる怒りを押さえつつ、まぁ

お二人で決めてくださいな、わたしわおあづかりするだけですからといいわしたものの、まったくやる気のないおくさまにわ二の句が告げないと。

沐浴の後にまたまたびっくらこいた❗が

たぶん喉が渇くから水分補給に湯冷ましをちゃんと用意してると思いきゃ、えぇっ、湯冷ましなんか用意してないし、ミルクしかやったことないですと

うんなばかな

二人そろって口をそろえて、水分わ加湿器使ってるから

はぁ😅そうですかぁふーんいやはやなんとも

開いた口が…………

植物培養してる感覚なんだろかこの夫婦と。

不思議だが本当の話し

当然猛反発のわたし

湯冷ましのつくりかたを、教えた。

そんなもの、のまないわよ絶対にという表情の、お貴族のお姫様の目の前でぐびぐび湯冷ましをのむ息子さんの姿にどう思ったのか……………

育児指導をしながらあづかる身にもなって欲しいものだわと切に思ったまぁしぁないか。

しょうがないと、納得したわけでわなく完全に、呆れ返った例でもあり、今考えると、立派な虐待にあたるわけで…………。


最悪なケースわ、全身アトピー性皮膚炎なのに、食事の改善もせず、ほとんど、市販のベビーフードと、離乳期に与えてもいいとされるお菓子の類いと毎日、毎日水分補給に乳幼児用の果汁を500㍉㍑も与えるという食事形態の母親の例。

何故なのか聞いてみた。

料理がきらいで作りたくないという。


したがって、離乳食も。

こんこんと、アトピー性皮膚炎について知りうる限りの知識を説明してみた。冬ならいざ知らず、夏に全身に塗布剤を塗られる子供の身になって考えて見られないようなので、持参したワセリン入りの薬を母親自身の手のひらに塗らせてもらい、感想を聞いてみた。

なんか、息苦しいですと答える。

ですよね、そういう状況ってどう思いますに、みるみる苛立ちと不機嫌な感情を顔にだしうつ向いて口をとじてしまう。

契約書に病児わお断りわりいたしますと書いても、平然と託児を委ねてくる親わ以外と多い。

アトピー性皮膚炎の改善に役立つかどうか、もしくは、少しでも子供が楽になるようであればと、小さな土鍋を用意して、お粥の作り方を目の前で作って見せる。

出来上がったお粥にトッピングの材料を。

すべて擦りおろしをと説明する。ミキサーなんか無くてもできることも付け加えながら。

定番の大根おろし器を使い実践。離乳食の講習をするはめにも

あんな親、そんな親。いろいろな親を見させてもらったわたし。そおいう親、になったばかりの、親のなりたてのひよこみたいな人たちに、自分のなりたての親だったころを重ねてあわせてみた。

はっきり言わせてもらうと、わたしわ、しんけんに、いつも戦いまくってた❗

自分と。

生まれたての3ヶ月頃の人間ちゃんわ夜でも昼でも、自分の命をちゃんと守ってほしくて泣くことを伝達とする。泣きかたで、何を伝えてるのか、きちんと把握してあげる大事なだいじな責任と役目を、果たすのが、これまた親になりたてのほやほやさんにわ難関❗

二時間おきにだいじなだいじな栄養の補給をしてあげてもお腹が満たされたとしても、すやすやとわ眠ってなんかくれない。おむつを一時間ごとに取り替えても、機嫌の悪いときわ、ただただ泣きわめく

寝不足が3ヶ月も続くと、正直頭がボーッとするし、イライラもする

泣きわめく、敵とどう戦うか決断わ様々かも

わたしわひたすら抱っこした。そして、ひそひそ小さな声で顔を見つめながら話しかけた


何でそんなに泣きたいのぉとか、そんなに泣くと声がおかしくなっちゃうよ〜とかさぁ〜

大丈夫だから、安心しておねんねしょっかとか………………意外と通じるもんなんです、そおいうことが。赤ん坊がなにも感じず回りを見てないなんておもいこみわ、大人の勝手な一方通行ですね。

泣き止まないおとなしく寝かせるにわの質問に自分の体験とかお友達だちのおかぁさんわこうしたそうですがと、助け船を



ご夫婦同伴でと、念押ししても、ああだこうだと、理由が発生。


ほとんど来たためしがない。

しかし女房殿の不始末に、注意をしようもんなら女房より真っ先に押し掛けてくる。協力体制ガッチリのギブアンドテイク型も。

父親ってのわ❓

わたしの知りうる限りの父親像わ

朝早くから、いつも、手拭いを首に巻き夕方暗くなるまで、せっせっと寡黙に農家の仕事をする姿であり、家族を一生懸命見守る、要するに強靭なバリケードだと。

そうあって欲しいという願望もかねた、父親とわなんぞやの理想像でもある

少なくともわたしの父親わその、バリケードに限りなく近かった。

学歴があって変にチャラチャラしてる薄っぺらな人格不足の男のジャンルとわ違う安心感が伝わってくる人間らしさがあった。

学歴があるお方を全員敵に回すつもりわ、毛頭ございませんので悪しからず。m(__)m

ゴム手袋はめての、ご主人さまわ高学歴で、某有名な凄い所の企業にお勤めのお方だったのですが…………。なんか違うんでないかい❓と個人的に、あくまでも私の主観の範疇なんですが………。

ご夫婦そろった家庭のお子さまの、乳母役にわお仕え出来ないかもの私。

今困ってる

シングルマザーのひとのお手伝いを優先的に実行することに。

峠を2つも越えて、深夜の2時過ぎに我が家へと、帰る女性の身を案じながら、どうか無事に帰宅出来ますようにと、心の中で、帰宅道中に何事も無いようにと、無神論で無宗教の私らしくもなく、お祈りをしつつ車中の母子を見送りまんじりともしない朝を迎える生活をいく数年を過ごしたことか………………。

出来れば朝になるまで仮眠を取ってから帰宅してもらおうかと思い立ち、2度の台風襲撃で、雨漏りが生じた古家の修理をかねて、室内を、私の好きな無垢の木材でちょいリフォームを試みてみた。

幾人かの母と子が、いくらかでも、気分よく過ごせたかも知れない。


ぶっちゃけた話し、せっかく修理が終わった、いこごちのいい空間の住居にわ、すみ続けることが出来なかった。

一応我が息子達にも、父親と呼ばれる立ち位置の存在の人間わいた。

だがしかし、父親とわなんぞやが、ぴったり当てはまる父親の、ち、の字も見つけられないような人間性のお方であり、かつ、一緒に生活を共にするにわ、こっちの生命力が維持できるだろうかと、悩まざるえないくらいの、二面も三面もの人格を持ち合わせた、超がつくほどのずる賢さの知能の持ち主だった。

世の中の男達に問いたい



世の中の女も

子供を生んだら

すぐに

母性愛が芽をだして生まれたてのほやほやの赤ん坊を愛せるわけでわありませんぜ😅

くだんの男にわ母性愛なんかないんだからと

いけしゃあしゃあとおぬかしになった男はんのおっしゃったように

おぎゃあと泣くことしか出来ない赤ん坊を見守って過ごす時間の中で

自分が赤ん坊だった頃の記憶がDNAに記録されてると多分手をさしのべて守ってあげなければならない大切な命なんだと認識の出来る大人に初めて成長できる人間とわなんぞやの第一歩になるのかも知れない

父親とわなんぞや、そして母親とわなんぞやの疑問符に目の前の小さな守ってあげなければならない命に対しひとつひとつ思いやりの行動を通して大人になるのでわあるまいかと

母性愛とわ、なんぞや……いまだに未知なるジャンル。

女性に母性愛を語る前に、そこのあなた方。

生まれたばかりのお子さまの

大事な命を守り通す父親の自覚が直ぐに芽生えられるという自信のお持ちの方わいるんでしょうか❔

そして

自分の遺伝子を持つ子供をいとも簡単にみなしご同様に放り出すにんぴにんみたいな無責任な男の存在を許しておいていいものなんだろうかと。

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