見出し画像

「レッドラムはどこへ?」2024年7月13日の日記

・私は時々、ボドゲカフェに訪れる。

・ボドゲカフェはいい。友人たちと遊びに行くとショッピングやカラオケ、ボーリングなど様々なところに行くがそれなりにお金がかかる。しかも食事をすると更にかかってしまう。場所にもよるがボドゲカフェは食事をしつつも昼から晩まで居ても5千ちょいで済んでしまう。しかもゲームの種類が豊富だから行くたび異なるゲームができるので飽きがこない。初めて会う人ともボドゲを通じて会話するから爆裂陰キャヤローの私にも話しやすい。まあ、兎に角楽しい場所。


・今日は「マーダーミステリー」というゲームをしてきた。

・今日のタイトルのレッドラムとは映画『シャイニング』であったもの。「MURDER」の鏡文字。

・「マーダーミステリー(通称:マダミス)」とは、各プレイヤーが物語の登場人物となって事件の真相を探る会話型の推理ゲームのことだ。大抵の場合、犯人役とそれ以外の役となり各々が秘密や目的を抱え、相手にバレないようにする。物語の最後には投票で誰かを拘束し、エンディングとなる。大雑把に言えばストーリー性のある「人狼ゲーム」ということだ。

・このゲームは一度しか遊べない(物語の犯人を知ってしまうとゲームが成立しないため)。だから一緒に遊ぶメンバーは全員が初めての内容なのでフラットにできる。多少の慣れなどはあるだろうが、その点は非常に優れていると思う。所謂初心者狩りのような事態が発生しないからである。

・またゲームのキャラクターになりきるのも楽しい要因の一つだ。「自分」とは別次元のキャラクター・設定になると、没入感が生まれ、さらに楽しく集中してゲームに臨める。たった数時間のゲームだがエンディングでは泣いてしまうほどのストーリーもあるらしい。それだけ没入感があり、一般的な人狼ゲームでは得られない感情が生まれる。


・本日やったマダミスはだめだった。ストーリーはよかった、悪かったのは私のプレイングだ。他キャラとのコミュニケーションがしっかりとれていなかったのが原因だ。特定のキャラとの話に時間をとってしまい真相究明に至るまでにいかなかった。もうあと5分あれば…。感想戦の私は苦虫を嚙み潰したような顔をしていただろう。

・マダミスというゲームはなかなかに難しいと思う。自分の設定や背景を読み込み、必要な情報の取捨選択をし、各キャラから情報を集めつつ整理し、自分の目的の都合が良い情報を出さねばならない。

・シングルタスクしかできない私には難しい!情報の整理はできないし、自分のことも一つ覚えれば一つ抜け落ちてしまう。ざるのように情報がサラサラとすり抜けていってしまう…。情報を共有したと思っていても重要な詳細を話してなかったり、質問し忘れたり。ゲームを通して自分の未熟さに打ちのめされるのは勘弁願いたい、だがそれも醍醐味だと思っている。大体の人上手くできてないし!

・どれだけミスしても最後の感想戦には皆笑顔になれるのが良い。最後には楽しかったと口をそろえて言う。誰がどの場面でどんなことをしていたのか、どんな情報を保持していたのか、真相とは何だったのか、すべてのピースが組み合わさるあの時間がとても気持ちがよくて好きだ。推理小説の解説パートを読むのと同じで、自分の考えがどれだけ合っていたか知ることができる。大抵外れているものだが、合っていたときの気持ちよさは一入だ。

・次はどんなタイトルをやろうかな。犯人役やってみたいな、でもドキドキするのは心臓に悪いから嫌だ!


・カフェ内で食べたタコライス。タコライスいつぶりだろう。美味しかった。