見出し画像

逡巡

画像1

 原稿依頼なるものが来た。嬉しい、信じられない。早速院長に「何を書いてもよい」という許可を取り、日々脳内検索の旅に出ている。良き冥土の土産が出来たという所であろうか。薬剤師である叔父たちに伝えたい。いや、まだ1人は存命であった。

 しかし、気になる。一体何故私の所に来たのであろうか。単に順番がまわってきたのか、ランダムの神のダーツに当たったのか。それならば良い。

 しかし、一応薬局長といえど、薬剤師数は2人(己を含む)、130床の計数調剤にただ追われる日々を過ごす。要は何もやっていない。専門薬剤師とやらも何も持っていないし、学会への発表や論文の寄稿ももちろん経験していない。

 そんなわけで公的に出した文章といえばこのnote中にある佐賀の薬草しかない。ジャンケンで負けたので書いた、それならば薬剤師にしか書けない、薬剤師しか分からない奴を書こうと生薬名にふりがなをつけず出したら、校正として送られた文にはきちんとそれが加えてあった。どなたか知りませんがすみません。

 もしかしたら、もしかしたらであるが、これを見られていたとしたら。見本として送られてきた立派な文、これに準拠するような事なく、ご期待に添えなくてはならないのだろうか。何か、愉快な考察のひとつやふたつやみっつ、ぶち上げた方が良いのであろうか。

 もしもそうだとしたら依頼した方も何かおかしい、と思ってはいるのだが、それでもそれならば、という心を押さえる事が出来ない。

 やめろー!わたしー!院長先生ごめんなさいー(先に謝っておく)!

 …ボツられるかもしれませんね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?