対局日記#209a
2021/1/20
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対局開始(+2000)
△5三同飛▲同とに△2一玉と、あっさり銀を捨ててきた。
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ここでどうするのかと思ったが、△3九銀が驚きの一手。
▲同飛に△7六角として竜を無理やり奪う方針のようだ。
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たしかに竜を排除すれば後手玉は少し安全になる。
銀を捨ててでも、なるべく曲線的に粘って決め手を与えない姿勢。
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明らかに細い攻めではあるが、飛車を持たれているのはやはり怖いところ。
▲4九銀△6八飛▲5八金△同金▲同銀△2六歩と進む。
![](https://assets.st-note.com/img/1642640847266-lDf36sxQFN.png)
こうなると、後手玉が遠いのが嫌な感じである。
▲2八歩と丁寧に受け、△5六歩▲5九銀△5七歩成▲同玉△5六歩と迫ってくるが、少し足りない予感がした。一つ抜け出したかと。
![](https://assets.st-note.com/img/1642640915984-TnIIkKUh6V.png)
急所に手が入り、勝ちと思っていたが△5七歩成▲同銀△5六歩と最後の追撃。これさえ読み切れれば。
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運命の二択…
ここで▲2九玉と引いたのが敗着。△3九金▲同玉△4八銀▲2九玉△3九飛▲1八玉△2七歩成▲同歩△3八飛成▲2八銀△同竜▲同玉△3七銀成▲同玉△3五竜で負け。
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まさか、ここまできれいな順があるとは。手が繋がりすぎてびっくりした。
▲4八同銀が正着で、△同と▲同玉△6八竜▲5八歩で不詰み。
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そこに歩が利くことをうっかりしていた。まだまだである。
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ちなみに再掲。
ここで▲4九銀と受けたのは少し変だったようだ。
代えて▲2九飛が正解。△6八飛▲3九玉△5八金▲4九銀打で受かっている。
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歩が立つ5筋や、成桂から遠ざかりたいので▲2九飛→▲3九玉と戦場を遠くし、遠いところで受けきる方針を採る。まあ言うは易し、ではあるが。テクニックとしては初心の域である。
またしてもしっかり逆転されてしまった。
粘るときの方針として、要の駒を無理やり排除して局面をわかりにくくする傾向がある気がする。それをどう指すかはまた技術がいるが、とにかく頭に入れておこう。
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