対局日記#208 中飛車

2022/1/18 R2548
勝ち。

やっぱり将棋って面白いと思う。相手がちゃんと自分と争ってくれる意志を感じられるところが。遊びじゃないって感じ。

ノーマル中飛車ということで珍しい出だし。
ここで▲6六銀と上がる予定だったのだが、△6四歩~△7四歩と来られた際に角を負担にされると嫌だな…と思い▲3七桂を選択。
しかし、むしろ△3三角の方が負担として大きかったようだ。

▲6六銀△6四歩▲3七桂△4四銀▲6八角

言ってしまえば簡単な理屈。▲6八角から角交換してしまえばコビン攻めはないどころか、△4四銀と上がって負担が増えて、玉形差まである。

本譜は▲3七桂に呼応して△7七角成だった。
跳ねる前に角交換だと▲3七角の味があるので…整理すると△4五歩と角交換を迫られた場合は決まった手順を踏めば必ず居飛車有利になる。

次は▲6六銀を、ぜひとも堂々と指したい。


次はここで手が無くて困った。
▲2五桂と跳ねたいが、△3七角▲3三桂成△2六角成~と進んだときに最後に△5八飛成で大崩壊してしまう。
そこで▲5五歩と押さえるのが素晴らしい大局観である。

先述の順を避けながら、さらに▲3五歩~▲5四角と打つための支えとなっている。
強制的に△6三銀だが、▲3五歩△同歩▲2五桂△同桂▲同飛と満を持して。

▲3五歩には大きな意味があり、ここで▲3三歩を見せている。
さらに、桂を入手していて▲7五桂もあるため、両狙いが防げず先手有利である。
流れるように受けなしになる手順は素晴らしい。


本譜は明らかに困り果てている。▲8五歩と伸ばし、▲2二歩と謎の歩を垂らして▲2一歩成と成り捨てる。
そしてやっと▲2五桂を実現した。なんともダサい。


本譜は敵陣に角を打ち込み、色々な狙いを見せて混乱させたか。
△3二金▲6四角成と進んで以下危なげなく勝ち切ることができた。

△5三桂なら難しいところで▲2二歩がどれくらい利くか。歩切れなのでいい勝負だった。


今のところ、感覚が戻っていない感じはあるが、正解が出ない代わりにあまり間違えていないので、そこは評価したい。
一応感覚を戻すまでに1か月を見込んでいる、ゆっくりやろう。

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