対局日記#167 雁木その他

2021/11/29 練習

画像1

負け。うっかり時間を切らしてしまった。

変わった出だしの将棋。▲6五歩の反発が一瞬気にかかったが、△同歩▲同銀△4三銀くらいで何ともない。

画像2

先手が欲張ると▲7四銀△4二玉▲6四歩のように進みそうだが△6三歩▲同歩成△同銀▲同銀成△同金▲6七銀△4五歩▲7八金△7三桂▲5八金△3一玉で後手良し。

画像3

歩が無くなっているが、その分迫力も増している。


画像4

ここでうまい攻めがあった。△8六歩▲同歩△9五歩である。

画像5

一見端はぬるそうだが、▲6五歩△9六歩▲9八歩△8七歩と進む。

画像6

これが痛打。端は甘い手ではなく一歩手に入れる手だった。次に△4二角が厳しい狙いである。

▲6四歩なら△3一玉と寄っておいても手が無いし、△5六銀▲同銀△6五銀と攻め立てても良い。


画像7

ここでもめったに見ない手筋があった。△8九と▲同玉△6七歩成▲同銀△8五飛である。

画像8

角が入ると△6六歩が痛いのだが、かといって放置すると△8六歩が厳しい狙いになる。しかし8六を受けると今度は飛車を逃がしてしまう。

素晴らしい一手だ。


画像9

次図。ここで攻め駒不足に悩んでいたのだが、うまい攻めがあった。

△6七同香成▲同金直△5六銀打▲7七金寄△9六歩

画像10

単に△6五桂と打っても厳しいが、もう一つ物足りない印象だ。△9六歩が見事な一手である。


画像11

ここで寄せがあった。△8五桂▲8六玉△9四金▲9五銀△7七銀▲9六玉△9七桂成▲同玉△6四角

画像12

△9四金で包囲できるという予感が全くしなかったので驚いた。


本譜は最後必死をかけて勝ちだったが、何を指すか忘れてしまって時間切れしてしまった。終盤こそ、たまに一歩引いて盤を見ようと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?