対局日記#207 相掛かり

2021/1/18 R2537
勝ち。

サビ取りをしましょう。
復帰戦は相掛かり。すっかり手が見えなくなったなぁ…と、改めて将棋は休むといけないなと思う。
序盤は記憶を手繰り寄せるように長考。ここでちゃんと▲3八金と上がれたのは良かった。

ここは次の狙いに困って悩んだが、▲4七銀で正着だった。
▲6六歩などはいつか指したいと思ったが、とりあえず働いていない銀を使うという発想で間違っていなかった。


方針が難しかった。本譜は▲7七銀として▲6六歩の反発を見せる形をとったが、比較的遅めのパンチなので△4二銀~△4四歩が間に合ってしまった。そうなるとこちらの主張点が無くなった。
現在の主張点は△3三桂と跳ねさせたことにある。ゆえに咎めないといけなかった。▲5六銀が正着で△7六飛▲6九玉△5四銀▲3六歩で先手良し。

桂頭が弱点。かなり手数をかけた攻めなのでやりにくかったが、これが一番早いし、玉も安定している。


このあたり、ずっと手作りに苦労している。
▲6六歩が狙いだったが、なかなか実行できず。しかし△4四歩が見えているのでやや焦る。
▲6九玉△4四歩▲4七金という進め方が良かった。

これはせめて主張を取り返すために横歩をかすめた手だが、危険だった。
△2八歩が厳しい利かし。▲同金△1三角▲3六飛△4五銀が流れるような手順である。

これは一瞬先手陣が最悪な形をしているので厳しい。
▲4五同銀△同歩で、△4六歩/△2七歩などが残っては負け形。


このあたりは抜けてしまった大局観。
▲4八金は一案だったが、一手の価値が微妙かと思った。
▲6八玉△2三歩▲2八飛△4二玉▲4七金△9四歩▲3六歩△3四歩▲7九玉が好手順だった。

こうなるとかなり見違えた印象である。
どうやったら形が良くなるかわからなかった
→右辺で戦うので▲7九玉へ避難
▲4七金が好形に見えなかった
→角換わりの固定観念が入っている気がする。この場合は▲3七桂の準備として好形なので良い。後は▲6八飛の味があるのもいい感じがする。(主観)

ちゃんと言葉にしていこう。

これは先ほどの考えが分かっていれば…。というところ。
▲2八飛+▲4七金と▲2七飛+▲4八金を比較したとき、やはり▲3七桂を跳ねるために▲4七金の方が良い。


何かありそうで見えなかった。
▲7五角が好手で
①△8二飛は▲4四歩~▲2四歩の筋がある。これが見えていなかった
②△7四飛は▲4四歩△同銀▲6四歩である。

ちょっと難易度が高いがなるほどの一手。
飛車を取りに行くのだが、△4四同銀とさせたことでより飛車取りが厳しい狙いになっている。単に▲4三歩すら痛そうだ。

ここが最後のポイントだった。
▲6八玉と早逃げ、△3六馬に▲3三歩△同金▲4七銀で味が良い。

これが指せたら気持ちよい。調子がいい時は見えていたくらいの手だと思う。こういうところは思い出していきたい。

以上久しぶりの日記である。


少しの間離れたことで、良いこともあった。習慣になっていた悪い癖を抜く、良い機会になったという点においては。
また毎日更新できたらいいなと思う。

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