不倫は、遺伝子に奨励され、進化論により淘汰される

男性が不倫をした場合、自身の遺伝子をより多く残せる可能性が増す。さらに、定期的にパートナーを変えることにより、精子の量も増加する。

女性が不倫した場合、異なる精子同士の競争により、より良い遺伝子を残せる可能性が増す。
更には、複数の経済的基盤を得ることで、リスクヘッジにもなる。

故に、より良い遺伝子を残すという観点から見れば、不倫は奨励される行為なのである。

にも関わらず、この社会では不倫は禁忌とされている。何故か? そこに進化論的な、より具体的に言えば、自然淘汰による圧力(不倫者が生き残りにくいメカニズム)があったのではないかと考察する。

女性が不倫をするとどうなるか? 夫に殺される。なぜなら、オスにとって、自分以外の遺伝子を持つ子供を養うことは、自分の遺伝子を残す機会を失いつつ、他者の遺伝子を残す手助けをするという、二重のロスになるからである。
では、その不倫相手の男はどうなるか? やはり夫に殺される。特に生物的な意味は見出せないが、おそらく感情的に許せないからである。

よって、不倫をした女と男は、まとめて本夫から粛清されるのである。結果として、不倫遺伝子を持った子供も生まれない。ということである。

余談:その割に不倫が多いとして、考えられる理由

①利己的な遺伝子の潜在的な勝利
オスの、自分の遺伝をより多くの女性に残したいという量を求める本能と、メスの、より多くの遺伝子を競わせて、より良い遺伝子を残したいという質を求める本能が強いから。

②カリギュラ効果とコブラ効果のフィードバックループ
社会的に禁止されているからこそ、やりたくなるという心理効果「カリギュラ効果」と、禁止したからこそ、やり出す人間が増えるモラルハザード「コブラ効果」。そして規制が強まるほどに両者とも力を増す。

③中東ののハーレム神話
中東では、未亡人を娶り、経済的に支援することが社会的に認められている。
ハーレムとは古代の成功者の証であり、血縁による統治下では、国務行為である。
色好みの神様に倣い、乱婚が奨励される社会もある。
不倫NGを凌駕するような、政財的、社会的、文化的な理由があるという説である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?