Step by Step　9月29日 ■□人間関係が大事□■

　与えよ。そうすれば、自分にも与えられるであろう。人々はおし入れ、ゆすり入れ、あふれ出るまでに量をよくして、あなたがたのふところに入れてくれるであろう。あなたがたの量るその量りで、自分にも量りかえされるであろうから。ルカ6章38節


　完全な人など誰もおりません。ですから人には協力し合うことが必要なのです。人に欠点があることは恥ずかしいことでなく、愚かなことでもなく、ただ謙遜になって協力し合い、人生を共に生きていくためなのです。

　と言っても協力し合うためには“良好な関係”が必要です。良好な関係があってこそ協力し合う心が芽生えてくるのです。関係が悪くなってくると、協力率は確実に下がってくるでしょう。

　ですから、日頃から協力し合える関係を育てておくことが肝心です。つまり、
“あなたのためなら一肌でも二肌でも脱いでも構わない”と思わせるほどの貢献を周りの人達にし続けるのです。そうです。先ずあなたから行動するのです。

　あれ…貢献してるはずなのになぁ～周りの反応が鈍いなぁ～と思っておられる人がいるかも知れません。もしかしたら、まだ貢献が足りないのかもしれません。よ。相手からの反応が起こるまで貢献し続けてみましょう。あなたの貢献が相手の心のボーダーラインを超えたら、必ず相手から自発的に反応してきます。

　“貢献”といっても、お金をかけずにできることは一杯あります。相手の良い所を承認し、励まし、希望を語り、相手が大切にしている人に配慮を示し、相手の幸せや成功に繋がる情報や教えてあげることも“貢献”することになります。

　アメリカの鋼鉄王と呼ばれた大富豪アンドリュー・カーネギーのお墓にはこんな言葉が刻まれています。

“おのれよりも優れた者に働いてもらう方法を知る男、ここに眠る”

　凄いですね。自分より優秀な人達に対してオベンチャラなど効くはずがありません。ましてやパワハラまがいの管理などもっての他です。カーネギー自身が自分よりも優秀な部下達のためにとことん貢献したんだろうと思います。だから人々は惜しみなく彼に協力したのです。

　あなたの周りの人たちの喜び、幸せ、成功にしっかり貢献していきましょう。そのような関係作りがあなたの喜び、幸せ、成功として返ってきます。


■祈り■
　神よ、あなたが教えて下さったとおり、「自分を愛するように自分の隣り人を愛し」て、身近で大切な人達と共に豊かな人生を歩めるように導いてください。イエスの御名によって、アーメン。