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ウェルスデザインっていう生命保険ってどうなんでしょうね?

生命保険って入っていますか?わたしは入っていないんです。もしものことを考えたら入っていてもいいんじゃないかって思うのですが、まあ入らなくてもいいのかなって。でも、お金が貯まる保険もあるっていうから、ちょっと検討してみることにしました。この前、銀行に行ったら、銀行でも保険を扱っているんだって。そこで聞いた話をご紹介しようと思います。

終身保険ってどんな保険なんですか?

ウェルスデザイン

わたし、生命保険は入っていないのですが、自動車保険は入っています。自動車保険は毎年無事故で保険を使わなくても、かけた分のお金は戻ってきません。ところが生命保険の「終身保険」は払い込んだ保険料に応じて、解約時には解約返戻金が受け取れるんだって。

銀行で見せてもらったパンフレットの中にちょっと気になったものがありました。メットライフ生命の「ウェルスデザイン」っていう保険です。終身保険だっていうのですが、利率変動型一時払終身保険というなんだかややこしい名前の保険です。こういうのって気になるんですよね。

銀行の人に頼んで説明してもらうことにしました。

ウェルスデザインはウェルスデザイン2になっている?

ウェルスデザイン
ウェルスデザインは米ドル建て

ウェルスデザインっていう保険ですが、いまは「ウェルスデザイン2」となっているのだそうです。この保険はメットライフ生命っていう保険会社の保険商品だということです。その特徴とかを聞いてみましたよ。

介護保障を確保しながら、外貨建で資産を増やす?

ウェルスデザインは介護保障を確保しながら、外貨建で資産をふやしていくというのだそうです。その特徴をメットライフ生命のウエブサイトから引用などして、紹介していきましょう。

まず、このウェルスデザインは、「そなえる(介護)」・「ふやす(貯蓄)」・「のこす(相続)」それぞれに対応した米ドル建一時払タイプの保険商品です。米ドル建てということは保険料の支払いから保険金・年金・解約返戻金の受け取りまで、すべてドルで行われるということになります。外貨建て保険ってこういうところが難しいみたいなんですよね。わたしもよくわかっていないんですけどね。

「そなえる」 ためのウェルスデザイン

このウェルスデザインっていう保険は介護に備えるための保険なのだそうです。つまり、要介護状態になってしまったときに介護保険金を受取れるっていうこと。でも介護状態になった場合、誰が受け取れるのでしょうか。その場合は保険に加入している被保険者という立場の人が受け取れるんだって。受け取った介護保険金は原則非課税となるみたい。なるみたい、っていうのはそれって原則ということで、課税になる場合もあるので注意が必要だということです。あと、あとでその話にも触れるけれど、これって米ドル建てなので、受け取る保険金も米ドルになります。

「ふやす」ためのウェルスデザイン

「そなえる」っていうのは将来の介護に備えるってことなのですが、増やすっていうのは老後の資産を増やすってこと。つまり貯蓄ってことみたいです。

「のこす」ための保険、ウェルスデザイン

介護の保障がついているから、介護が必要になったら介護保険金がもらえるんだけれど、介護状態にならず、そのまま歳をとって、死んでしまった場合には死亡保険金を家族にのこすことができるみたい。そういうことか。

ウェルスデザインの基準利率は?

ウェルスデザインには基準利率っていうのがあるんだそうです。この基準利率っていうのは積立金(契約時は一時払保険料と同額)に付く利率のことだって。メットライフ生命ではウェルスデザインの基準利率を毎月1日と16日に設定しているのだそうです。この基準利率は、基準利率保証期間ごとに所定の指標金利をもとに設定されるので、基準利率保証期間などによって異なるということです。

10年と30年、どちらかを選択!

ウェルスデザイン2は基準利率を10年と30年のどちらかを選ぶんだそうですが、今年2023年6月16日から6月30日という期間中に契約が成立した場合には10年を選択した場合が年4.10%、30年を選択した場合には年3.31%っていうことでした。これ、ウェルスデザインのホームページにも書いてありましたよ。それにしても基準利率とかさらに頭がこんがらがってきました。難しすぎる。

ウェルスデザインを申し込める人はどんな人?

ウェルスデザインとか生命保険って、お金さえ払えばどんな人でも加入できるかといえば、そうではないんですよね。生命保険を申し込む際には告知項目、あるいは告知事項というものが決められています。

この告知を正しく行わないと、保険金を受け取れなくなってしまうんです。ウェルスデザインの告知項目は「公的介護保険制度における要介護・要支援認定の申請歴」「認知症または軽度認知障害の診断」の有無のみだって。健康に不安のある人でも申込みしやすくなっているということです。

ウェルスデザインは元本割れすることがある?

ウェルスデザイン

ウェルスデザインって米ドル建てってことは通貨が米ドルになるってことだよね。これって、もしかして、為替レートとか関係あるんじゃないかって思ったら、その通りでした。メットライフ生命のウェルスデザインのホームページにも書いてあったんですよ。

外貨を円に交換する場合の影響(為替リスク)について
為替相場の変動により、保険金などの受取時の円換算額が、一時払保険料や保険金などの契約時の為替相場による円換算額を下回ることがあり、損失が生じるおそれがあります。
解約返戻金額が一時払保険料を下回る可能性について
解約時・減額時に、運用対象となっている資産(債券など)の価値を解約返戻金額に反映させる「市場価格調整」を行うため、市場環境などの変化により解約返戻金額が増減します。そのため、解約時・減額時の市場環境などの変化によっては、解約返戻金額が一時払保険料を下回ることがあり、損失が生じるおそれがあります。

出典:メットライフ生命「ウェルスデザイン2」紹介ページ

また元本割れの可能性についても書いてありました!

“この商品は、メットライフ生命を引受保険会社とする生命保険です。預金とは異なり、また、元本割れすることがあります。

出典:メットライフ生命「ウェルスデザイン2」紹介ページ

ウェルスデザインはわたし向けの保険なの?

このウェルスデザインって、わたしのような人向けの保険なのか、と思ったらそうではないみたいなんです。どういうことかっていうと、メットライフ生命さんが、想定しているって、どうやら違うようです。

この商品は、まとまった資金を運用し、死亡保障や介護保障を確保しながら資産形成を行いたい方を念頭に組成しています。また、貯蓄機能を有していますが、為替変動リスク、金利変動リスク、解約時の元本割れリスクを許容できる方を想定しています。

出典:メットライフ生命 ウェルスデザインII ウエブサイト

ところでウェルスデザインを発売しているメットライフ生命とはどんな会社?


ウェルスデザイン

あ、わたし向きの保険ではないってことがわかったんだけれど、最後にウェルスデザインを発売している会社について、ちょっと紹介しますね。メットライフ生命にはほかの保険商品もあるから。

メットライフ生命、昔はアメリカン・ライフ・インシュアランス・カンパニー、つまりアリコの日本法人のアリコジャパンだったみたいです。1954年にアリコの日本支社として開設され、1973年から日本人向けの保険の営業も開始します。メットライフ生命の前身はアリコジャパンです。つまりメットライフ生命って50年以上も日本で保険商品を取り扱ってきた歴史を持つ企業なんですよ。

2011年、アメリカのアリコがメットライフの傘下に入ったことから、メットライフアリコに変わり、2012年、日本法人はアリコジャパンからメットライフアリコ生命となり、2014年、商号がメットライフ生命保険に、またブランド名もメットライフ生命に変わりました。

商号とかブランドとかが変わったため、新しい会社、ブランドだと思って、ウェルスデザインの資料を見せてもらったんだけれど、古い会社だったんですね。

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