ライオンキングとダンジョン飯。

 ものすごく私事なのであるが、
最近有明の劇団四季の会場にライオンキングを見に行った。有明の会場はライオンキングのために作られたものらしく、ものすごく高低差のある劇場だと感じたが、始まってみれば一瞬。そんな違和感を全く感じず、公演は終わってしまった。

 本当に彼らが演じる動物は一つ一つが本当に感情を持ってこの場で生きているかのように脈動感があり、これで10,000円程度で見れるのだから、むしろ安いと感じたほどだ。

 作品は2部構成で最初はシンバの幼少期から追放され、ジャングルの仲間と出会うまで。2部目は自分の生まれに対する葛藤から、王国に復帰するまでの過程を描いたものだ。そんな中で気になったセリフがある。それが

ハクナ・マタタ

と言うものだ。
アフリカのスワヒリ語に該当し、どうにかなるさ
と言う意味合いがあるとのこと。

この言葉を1部の終盤と2部の始めにおいてシンバとティモン、プンバァが結構言うのだ。

ただの空耳

 話はライオンキング視聴後のことになる。
最近ニコニコ動画でダンジョン飯なるアニメを見ているのだが、このオープニングのBUMP OF CHIKENが歌うSleep Walking Orchestraの歌詞において、「あれはおそらく、悪魔だった。」という歌詞があるのだが、何度聞いてもどうしても悪魔だったの箇所がハクナ・マタタに聞こえてならないのだ。しかしふと考えてみると両者には相似点が多いように思われる。ライオンキングも劇の冒頭でサークル・オブ・ライフという野生における命の巡りについてシンバの父であるムファサが歌を通して教えて聞かせるシーンがある。

 対してダンジョン飯はどうだろうか?
アニメのシーンではセンシがダンジョン内の食物連鎖をとかシーンがある。内容は記憶がおぼろげすぎで申し訳ないが、ダイオウイカが倒した人魚を、今度はライオスたちが倒し、食べ、今度はそこに寄生していたアニサキスがライオスに寄生する。もしくは、センシがゴーレム内で育てていた野菜とかが作中において食物連鎖を解く代表的なシーンと言えるだろう。

 そう考えると、案外自身の空耳というのら全くもっての検討はずれではなくて、もしかしたらBUMP OF CHICKENも意図的にそう聞こえるようにした・・・わけないか。

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