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たった一ヶ月でフォロワー30万人増!世界11カ国のTikTokクリエイターとコラボ生配信する人気アカウントが誕生するまで<炊きたてご飯さんインタビュー>


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これまで多くの個性的なTikTokクリエイターを紹介してきたTikTok公式note。

今回フォーカスを当てるのは、「ライブ機能」です。

昨年TikTokに備わったライブ機能で、一躍人気を集め、トップクリエイターの仲間入りを果たした人物がいます。

それが、今回話を聞いたフォロワー数52万人以上を誇る人気TikTokクリエイターの炊きたてご飯(@syoki4409さんです。

彼の最大の特徴は、フォロワー数の国籍。

実は炊きたてご飯さん、東南アジアを中心に世界各国の人からフォロワーされる日本が誇る「グローバルTikTokクリエイター」なのです。

世界的に人気を集めるライブ配信の仕方、そのコツに迫りました。

「コラボってなんのこと?最初はわかりませんでした」

早速ですが、炊きたてご飯さん。

世界中の人とライブ配信でコラボしてきたそうですが、これまでコラボしてきた国の方を教えてください。

「かなり多いですよ。覚えているだけですが…韓国、中国、トルコ、ブラジル、アメリカ、カナダ、フィリピン、タイ、マレーシア、オーストラリア、フランス…覚えているのはそれくらいですね。もっとあるかも!」

この時点で11カ国!

なぜそこまで世界からコラボを求められるのでしょうか。

@syoki4409

tiktokライブ世界大会🇯🇵vs🇲🇲3-1の圧勝で日本の勝利となりました。今日も世界大会やります。21時から決戦です#tiktokライブ世界大会 #女の子やと思われた#どんな気持ちで生きていこう#ミャンマー戦#圧勝

♬ オリジナル楽曲 - 炊き立てご飯 - 炊き立てご飯🍚

もともと、2018年にTikTokをはじめたという炊きたてご飯さん。しかし、当時ライブ機能は備わっていませんでした。

「最初に投稿した動画は今でも覚えています。身体に絵の具を塗って、ピクミンの真似をする動画です。それが一発目で100以上のいいねがついたんです」

それから、毎日投稿を続けていた炊きたてご飯さん…と言いたいところですが「それから1年半は放置していた」と言います。

「でも、いまから1年ほど前にTikTokを再開したんです。一番大きかったのはライブ機能の追加です。試しに初めてライブ配信したらいきなり50人が見にてくれたんです。しばらく更新してなくて、年月があいていたのにこんなに来るんやってびっくりしたのを覚えています」

何を隠そう、炊きたてご飯さんに転機が訪れたのはこのライブ配信でした。

「いきなりトルコ人男性から『What your “namae(ナマエ)”?』とメッセージが届いて。しばらく会話を続けたら、コラボの申請だったんです。でも、コラボってなんのこと?って最初はわかりませんでした。自分で調べてみて、コラボでライブ配信を始めたらそのトルコ人男性以外にも海外の方からたくさん見てくれたんです」

こうして、炊きたてご飯さんは世界各国のTikTokクリエイターとコラボライブ配信をするようになりました。

とは言え、ライブ配信には教科書もルールもありません。

ここまでライブ配信ができるようになったのはなぜでしょうか。

「最初はわけもわからなくて。続いていくうちにコツがわかってきました。僕のライブ配信って、コメントを見てると『こんなに飽きないライブは初めてです!』って言われるんです。ずっとじゃなくても、時折くすっと笑えるネタを入れたり、ときには聞き役に徹したり。そういうバランスが評価されているみたいです」

よしもと新喜劇がライブ配信の基礎をつくった

実は炊きたてご飯さん、TikTokを始めた2018年はまだ学生で、現在は関西でサラリーマンをしている“副業クリエイター”。

しかし、クリエイターとして開花するポテンシャルはそのはるか昔の幼少期からあったようです。

「小学校のときからずっとよしもと新喜劇を見ていたんです。学校でも、自分で考えて周囲を笑わせるのが大好きでした。なので、ライブに関しても一つでも笑いを提供すること。それだけ数を打っていくと、のコラボライブの切り抜きをTikTokであげてくれる人も出てきて。それが結果的に拡散につながったんです」

つまり、炊きたてご飯さんのライブ配信は、そのライブ内がひとつのTikTokのおすすめタイムラインのように細か笑いをポンポンっと提供していく構造になっているのです。

「前後の文脈が求められる笑いは相性が悪いんです。内輪ネタとか。そうじゃなくて幅広く全員が笑える情報をもとにしたネタを提供しています」

@syoki4409

@nattsu_pipi @pvcmvn_natsupac もう楽しそう😂😂

♬ オリジナル楽曲 - TikTokEffectトレンド - TikTokEffectトレンド

こうして、幼少期の原体験として笑いを大事にしてきた炊きたてご飯さんのアカウントは、一躍世界的な人気アカウントとなったのです。

「特にウケたのは、あるあるネタっていう体の動画でギャグを見せるものです。高校の先生が生徒の持ち物検査をするんです。普通はスマホを見つけて没収するとかだと思うんですけど、生徒のバッグからお酒を出てきて『おっ!これいいやんけ!』って言ったり、そういうズラしを見せるオチの動画です」

そんな“普遍的に意味がわかる笑い”は、毎日仕事の休憩中に考え、iPhoneのメモアプリに記して投稿しているのだそう。

「仕事中も暇さえあれば、TikTokのネタを考えています。30分もあればネタ一つは考えられます。僕のライブがウケている理由があるとすれば、用意しているネタの数によるところが大きいかもしれません」

さらに、炊きたてご飯さんは海外のアカウントの巡回も欠かさないといいます。

「常に気になったアカウントを探していて、自分に送られてくるメッセージも逐一チェックしてコラボして笑いがとれそうなアカウントと一緒にライブ配信をしています。その方のライブ配信中に申請を送ってコラボしてもらった人に、その後相互フォローしてもらい改めて二人でライブ配信するなんてこともありました。こういう偶発性はTikTokライブの魅力だと思います」

たった1か月でフォロワー数30万人増加

たった一ヶ月で30万人のフォロワー数の増加。それはTikTokライブ史上稀に見るシンデレラストーリーでした。

「コラボした女性のフォロワーに支持されるとこんなに伸びるんだって自分でもかなり驚きました。国別の視聴者データを見た所、日本が6割、韓国が4割。つまり、韓国の人からも面白がってもらっていたんですね」

ここまでの成功の要因を「やはり、海外の方でもわかるお笑いを発信したからでは?」と分析する炊きたてご飯さん。

「コラボライブ配信のコツは、自分や自分のフォロワーだけがわかるネタではなく、相手も楽しめるようなネタを仕込ませること。共通で笑えるネタですね。コラボ相手の方が『この人とライブをしていてると楽しい!」と思ってもらわないとコラボ相手のフォロワーさんからも支持してもらえないんです」

とはいえ、「共通で笑えるネタ」というのはなかなか思い浮かばないものではないでしょうか。

「非言語を意識しています。たとえば『LOOK LOOK!』と言って一本の指を見せて、それを握って指がすっと抜けたように見せて『オーマイガー!』って驚いてみたり。これなら言葉がわからない海外の人でもウケるじゃないですか!」

「言葉はわからなくても、即興でジェスチャーで笑わせる」。それが炊きたてご飯さんが世界中の人たちとコラボ配信をして気付いた人気を集めるコツだそうです。

「あとは、世界共通でわかるネタもいいですね。『機関車トーマス』の曲をかけて、服を頭からかぶってトーマスの真似をしたりとか。トーマスは世界的に人気なのでどの国の人も知ってるんです」

ライブ配信のために小道具をドンキで買う

「ほかにも、世界的に有名な『江南スタイル』を踊ったり、お茶をいつも用意しているのですがそのお茶をあえて大げさに大きく角度をつけて飲んだりとか。そういうジェスチャーやダンス、世界共通でわかるネタかどうかを意識してコラボ配信しているのが人気を集めている理由じゃないでしょうか」

まさに、笑いを提供するときも「これは世界で通用する笑いか?」を考えながらネタを準備するという炊きたてご飯さんは、世界というステージで活躍する一人のエンターテイナーと言ってもよいかもしれません。

では、最後にお聞きします。

炊きたてご飯さんがここまでライブに力を入れているのはなぜでしょうか。

「やはり、僕は笑いを一人でも多くの人に届けたいという思いが強いんです。特にTikTokはすぐに世界中の人とつながれるツールです。僕自信にも大きな学びがあり、今ではドンキで2万円分くらい小道具を買ってきて、それをライブ配信で使おうと思っているくらいにハマっています」

関西のある地域でクラスの人気者だった少年は、現在世界中の40万人以上の人から注目されるエンターテイナーとなったのです。

そんな世界とつながり、世界から注目されるTikTok LIVE。

ぜひ興味を持ったあなたもTikTok LIVEを始めてみてはいかがでしょうか。

クリエイタープロフィール

炊き立てご飯(しょーき)

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兵庫県出身・21歳、TikTokを中心にSNSで活動するクリエイター。特に、TikTokでのライブ配信で若者から絶大なる支持を得ている。
1月には、韓国人クリエイター・へりむとのコラボライブが注目を集め、最大同時視聴は6万人以上を記録するなど、今、最も勢いのあるクリエイターの1人。

禁無断転載

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