見出し画像

【TikTok LIVEレポート】広瀬香美が大ヒット曲を熱唱、きゃりーぱみゅぱみゅもゲストに駆けつけたTikTok夏のオンラインフェス

スクリーンショット 2020-08-13 15.16.43

スクリーンショット 2020-08-13 15.17.20

ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」は、7月15日より開催中の夏を楽しむキャンペーン「#TikTok夏祭り」の一環として、『TikTok夏フェス2020〜この夏聴いた音楽を、一生の思い出に。〜』を8月3日より8日間に渡り開催した。

先日ローンチされたばかりのライブストリーミング機能「TikTok LIVE」を用いて行われたライブ配信プログラムは、アーティストの素敵な音楽やトークなど、自宅に居ながらでも夏の風物詩を楽しむことができるスペシャルな内容に。3連休・お盆休みがはじまった8日には、『TikTok HANABI LIVE』と題した30分のシークレット花火大会も実施され、同イベントを盛り立てた。8日間の同フェス累計視聴者数は約90万人。

『Summer Music Camp 』と題した音楽プログラムは2日間続けての開催となり、累計約56万人が視聴。親子に扮した日常のやりとりを切り取った“親子あるある”がSNSで急浮上中のお笑いコンビ「しゃかりき」の光(光ママ)とおっくん(息子のヒロちゃん)による軽快なMCのもと、豪華アーティストによるライブパフォーマンスで幕を開けた。

しゃかりき(M C)

9日には、ACE COLLECTION、神はサイコロを振らない、The Weeknd、Doja Cat、chay、広瀬 香美、BOYS AND MEN、豆柴の大群が出演。さらに、夏祭りスペシャルトークセッションではゲストとしてきゃりーぱみゅぱみゅも登場。

10日には、COLOR CREATION 、SHE'S、chelmico、Novelbright、三阪咲といった人気急上昇中の豪華アーティストたちが、TikTok夏フェスのグランドファイナルに華を添えた。

配信の底力をこれまでもかと見せつけたプログラムは、観る者へと夏の思い出を深く残した。スタジオトークではユーザーが投稿した話題の動画について触れ、アイドルからロックバンド、シンンガーソングライターまで多様なスタイルで開催された同フェスのオフィシャルレポート1日目の模様をお届けする。

神はサイコロを振らない

先陣を切って登場したのは、全国のサーキットイベントや実力派バンドとの対バンなどでも注目を浴びている叩き上げの4人組ロックバンド、神はサイコロを振らない。「夏のはじまりを彩りに来ました。画面の向こうでたくさん楽しんでください!」と投げかけ、「No Matter What」で暑さも癒す煌びやかなパフォーマンスを早々に届け、コメント欄をハンドクラップで埋め尽くしたかと思えば、エッジの効いたギターをかき鳴らす「揺らめいて候」に加え、新曲「パーフェクト・ルーキーズ」も披露。スリリングなナンバーで魅せた白熱のライブは圧巻。その後のMCでは、「TikTokのフォロワーがぐんぐん伸びている。ありがとう。ただ、今日はミュージシャンとして見て欲しい」とも語った。そして、ロマンチックで情景豊かな「胡蝶蘭」を届けるなど、バンドが持つ音楽的振り幅も見せつけた。終盤は、今はもう会えない恋人との普遍的でもある感情を綴ったバラード「夜永唄」、そしてメジャーデビュー曲「泡沫花火」で壮大な世界観を見せつけ、期待の新人の実力を物語るような多くの人の心に深く染み入るステージを展開した。

画像4

そして、スタジオトークで今年は自粛ムードで日焼けができないからと前置きし、「音楽で心を焼いちゃおう!」と、MCの光による迷言が飛び出しながらも、ライブは続く。アコースティックギターを抱え大ヒット曲「あなたに恋をしてみました」をchayがはにかみながら歌い出すと、一直線にラブソングを優しく響かせた。自身の曲がTikTokのダンス動画でもよく使用されており、「すごく嬉しい気持ちになった」と語ると、キュートな声色で人気曲「Kiss me」を熱唱。さらには、「当たり前だと思ってるけど、(当たり前のものは)当たり前ではなく明日にでも無くなってしまうかもしれない」と語り、実体験から作詞・作曲した「伝えたいこと」を大切な人を思い浮かべて聴いてほしいと披露した。Ed Sheeranのカバー曲「Shape of you」では、緊張しながらもクールな一面をグッと見せ胸に刻みつけるようなライブで見事にリスナーを煽り、その場でリズムを録音して重ねてフレーズを録音できるループマシンを使用した新たな魅力が伝わるライブで視聴者を沸かせた。


その後のスタジオ・トークでは、TaniYuuki「Myra(マイラ)」やYOASOBI「夜に駆ける」といったTikTok内の人気楽曲を使用した、愛らしい子犬の動画からグルメ動画まで幅広い動画を紹介。ハッシュタグチャレンジ「#TikTok夏祭り」は、新型コロナウイルス影響下でも、ユーザーが過去の夏祭りや花火の動画を投稿し、人気のハッシュタグ「#時を戻そう」とあわせて夏の思い出を共有できる企画も用意され、総再生回数は昨年を上回る60億回以上を記録した。

画像5

続いて「70億にただ1つの奇跡」が大人気となりTikTokでもお馴染みになった4人組ロックバンド、ACE COLLECTIONがステージに現れると、視聴熱を一気に集め、待ちわびたファンからは「かっこいい!」とコメントが相次ぐ。登場と共に「December 9」が投下されると、ライブは天井知らず、妖艶に歌いあげる図太いロックな勇姿からは目が離せない。緩急つけたステージングでパワフルなライブを届けると、「どんな環境であれこの4人の熱は冷めないと思うし、いつか会場で会えたら嬉しいなって思ってます」と語りかけ、最後は奇しくもコロナ禍の緊急事態宣言の中でリリースされたメジャーデビューアルバム『L.O.V.E.』に収録され配信チャートを賑わせた「70億にただ1つの奇跡」で締めくくり、画面越しを感じさせないほどの歌唱で魅了した。

画像6

今回出演予定であったBOYS AND MENは、新型コロナウイルスの疑いがあるため活動自粛を発表。それに伴い、この日はスペシャルライブ映像コーナとして「ボイメン名古屋夢まつり ~ツッパリ町おこしお兄さん最強烈伝~ atナゴヤドーム」のダイジェスト映像による参加となった。本公演はこれまで目標として掲げてきた念願のナゴヤドーム公演。『TikTok夏フェス2020〜この夏聴いた音楽を、一生の思い出に。〜』といったテーマにぴったりの映像で、熱演のダイジェストには「最高にかっこいい!」「セトリが神です」や拳を掲げる声が相次ぎ、コメント欄が一斉に弾んだ。なお、8日にはP C R結果でメンバー9名全員が「陰性」であったことが発表されている。

豆柴の大群

夏祭りも後半戦に突入したところで熱気をさらに更新したのは、10月7日に安田大サーカス・クロちゃんの作詞した「サマバリ」でメジャーデビューを控えたWACK所属5人組アイドル、豆柴の大群だ。2日間の夏フェスの中で唯一のアイドル出演となった彼女たちは、バラエティ番組「水曜日のダウンタウン」(TBS系)内のアイドルオーディション企画「MONSTER IDOL」から生まれたアイドルとだけあって、すでに猛犬扱い。大注目のアイドルだ。「まめまめまーめ まめまめまめまー」というかけ声と張り裂けんばかりの声をアッパーチューンにのせ、「豆柴の大群-お送りするのは人生劇場-」を堂々と披露。開設されたばかりのTikTokの話題になると、すでに振り付け動画が投稿されたばかりの「サマバリ」について話し、“豆ポーズ”が入った独自の振り付けをレクチャー。クロちゃんワールド全開の「サマバリ」を初披露した。異国を感じるアラビアン調の楽曲を熱唱し、熱量いっぱいのライブを繰り広げると、MCのしゃかりきからも好評で、「かっこよすぎ」と豆柴の大群を称した。

興奮をさらに煽ったのは、The WeekndとDoja Catから到着した日本初となるコンピュータが生成した仮想的な空間をX R技術を駆使して配信されたライブ映像だ。TikTokで150万投稿を集め爆発的なヒットとなったThe Weekndの 「BlindingLights」 は、ローリングストーン誌に「2020年上半期最も話題となったアルバム」と紹介されたアルバム『After Hours』 の収録曲。知らずに曲を利用していたユーザーも多いようだが、近未来を感じずにはいられない演出に関心が寄せられた。

広瀬香美

そして、『Summer Music Camp 』の1日目の大トリを飾ったのは、広瀬香美。懐かしさを想起させつつも、水を得た魚の用に「ストロボ」から「ロマンスの神様」まで数々のヒット曲とともにリスナーとコミュニケーションを取りながらピアノを弾く。熱を静めるかのように軽快なピアノとともに始まった「真冬の帰り道」。さらには、中島みゆきの「時代」のカバーも披露され、コロナ禍の中でいま「すごく響く」といったコメントも寄せられた。思わず親近感がわく、エネルギーに満ちた優しいライブ。野太いようで繊細さも感じられる不思議な歌声が画面越しいっぱいに響くと、瞬く間に押し寄せる声のパワーに「最高」「元気が出る」とのコメントが溢れた。ステージが画面越しであることも忘れ、目の前にいるかのような錯覚に陥るほど見事な歌唱。配信にもかかわらず、唯一無二の歌声を誇り、極上の一体感を生み出し、素晴らしい余韻を残してくれた。

きゃりーぱみゅぱみゅ

約6時間に渡るTikTokの夏フェスは本場のフェスさながら、そのステージにも視聴者にも熱が宿っていた。長丁場の配信フェスでは、時折バックグラウンド再生などを使い、贅沢なラジオ番組のように配信を楽しんでいた視聴者も多かったようだが、ライブ後のスペシャルトークセッションのゲストにきゃりーぱみゅぱみゅが登場すると、コメント欄は質問の嵐となった。生のライブの楽しさはもちろんだが、トークを織り交ぜた音楽番組のようなプログラムに、新たな配信ライブの在り方とTikTokを通じてアーティストとコミュニケーションする面白さを知れたような気がした。きゃりーぱみゅぱみゅがトークで話題の「かまいたち」の振り付け動画を紹介すると、ハッシュタグチャレンジ「#この糸は切れない」にMCの光がデュエット機能を使ってコラボした動画を自身のアカウントに投稿すると約束を残し、『Summer Music Camp』の2日目に繋がれた。

トークセッション


▼その他のTikTok LIVEレポートなどはこちらから



Twitterでも、TikTokに関する様々な情報を毎日発信しています。ぜひフォローしてください!