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【ネタバレ】魔法少女まどか マギカ 5人の少女の願いの代償

2013年公開「劇場版 叛逆の物語」からの続編がついに制作が決定致しました。

「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 〈ワルプルギスの廻天〉」を劇場で観る前に、魔法少女まどかマギカ(通称まどマギ)をもう1度振り返って復習をしましょう。

2011年1月~4月まで全12話で放送されたダークファンタジー作品。

一見、普通の変身系アニメでしょ。(セーラームーンみたいな)なんて思いながら当時は視聴してたけど、3話目でまさかの展開。ていうか、全然予想と反していました。

普通の少女5人が何故、魔法少女となり、魔女との戦いをしなければいけなかったのか。物語の内容などを踏まえ書いています。

ネタバレなので嫌な方は、アニメを先に視聴してね。


「生きたいと願った少女」
巴マミ

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引用(©Magica Quartet/Aniplex・Madoka Partners・MBS )

交通事故で絶命寸前のところで、キュゥべえと魔法少女になる契約を交わす。マミは自分が生きるためには魔法少女になる選択肢ししか残されていなかったから、何とも切ないですね。

まどか(主人公)とさやかに会うまでは一人で魔女と戦い、かなりの重圧だったと思います。

まどかが魔法少女になるって聞かされた時のマミさんはすっごい喜んでましたよ( *´艸`)やっと心許せる仲間に出会えた事に。テンション高めで、いつものように魔女との闘いに挑んで最後には。

バクッ‼頭から食いちぎられて絶命。まどかとさやかの目の前で頭を食いちぎられました。

視聴者サイドは絶望しかなかったです。生きるために願い魔法少女になったのに最後が救われないなんて。

「他者の幸せを願った少女」
美樹さやか

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引用(©Magica Quartet/Aniplex・Madoka Partners・MBS )

さやかは幼馴染の上条恭介君に恋心を抱いていて、治療不良な腕の怪我によりバイオリン奏者の夢が絶たれた恭介君を救う為、キュゥべえと自分の願いと引き換えに、魔法少女になる契約を交わしてしまうのです。

さやかの願いによって恭介君の腕は完全復活して、2人は結ばれてハッピーエンドで終わる。

みたいな展開にはなりません。まったくなりません。キュゥべえに願った時点でもう人間には戻れません。

恭介君に恋心を抱くも、親友の志筑仁美にかすめ取られた上に、自分が人間ではない存在だと気づかされ、精神崩壊。最後には「人魚の魔女」へと変貌してしまう。

唯一の救いがあるとすれば、佐倉杏子と最後を共に出来たことですね。

「父の幸せを願った少女」
佐倉杏子

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引用(©Magica Quartet/Aniplex・Madoka Partners・MBS )

杏子の父親は聖職者であったが、宗教の教え以外の事を信者に説いた為に皆に見捨てられるはめに。

それをみかねた杏子は「父の話に人々が耳を傾けてくれるように」と願い、キュゥべえと自分の願いと引き換えに魔法少女になる契約を交わして願いは叶うことに。

だけど、協会に人が来てくれて活気づいたのは、魔法のおかげって父親が知ってしまったんだよね。

その後、父親は酒浸りになり、最終的に杏子だけを残し心中(父・母・妹)

杏子の最後は「他者の為に願って」最終的に人魚の魔女になりはてた、さやかと共に逝く事を選び自爆魔法で絶命。

この結末は自分以外の幸せの為に願い。そして魔法少女になったさやかに、感じるものがあったんだと思います。

「彼女を守りたいと願った少女」
暁美ほむら

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引用(©Magica Quartet/Aniplex・Madoka Partners・MBS )

未来の「時間軸」から来た、まどかの友人。ほむらがいた時間軸には魔法少女となって戦うまどかがいて、最強の魔女「ワルプルギスの夜」との戦いでまどかが絶命。

その際に、ほむらは「まどかとの出会いをやり直し、彼女に守られる私じゃなく彼女を守る私になりたい」という願いのもとに、キュゥべえと契約を結び魔法少女に。

まどかを救いたいその気持ちだけで時間変動を繰り返し、バットエンド連続。精神強すぎない?

何度も時間変動を繰り返すことで、因果の糸がまどかに結びついてしまい、最強の魔女の素質をもたらす結果になるという残酷さ。(魔法少女と魔女の強さは因果の量で決まる為)

キュゥべえはこの事に気づいていた為、何としてもまどかを魔法少女にしたくて堪らない。ほむらは何としても阻止したい。

もう誰か救ってあげて。願いの代償が大きすぎるでしょ。

「全ての魔女を生まれる前に消し去りたいと願った少女」
鹿目まどか

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引用(©Magica Quartet/Aniplex・Madoka Partners・MBS )

本作のヒロイン。魔法少女に憧れを抱いていたけど、マミの死を目の当たりにして、魔女の正体も知り、魔法少女に一歩踏み出せなかったけど、最終話でやっと自分なりの答えを導き出し、魔法少女になります。

ほむらが「ワルプルギスの夜」との決戦時に負けそうになったところに登場し、キュゥべえに願いを言います。

「全ての魔女を生まれる前に消し去りたい。 全ての宇宙、過去と未来の全ての魔女を、この手で」

この願いの代償は「ただの概念に成り果て、誰もまどかを認識できないし、まどかもまた、誰にも干渉できない上に、未来と過去と全ての時間で永遠に魔女と戦い続けることになる」

やばくない?その選択肢がベストだとしても普通は決断できないよ。ほむらも号泣でした。

自分を犠牲にすることで、他の魔法少女を助けたいと思う気持ちは、まどからしい答えだったと思います。

キュゥべえ

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引用(©Magica Quartet/Aniplex・Madoka Partners・MBS )

可愛いでしょ。普通にみたら愛くるしくて、猫みたいで思わずギュッとしたくなる。でもこの方。

地球外生命体のエイリアンです‼

キュゥべえと契約することで魔法少女になり、命そのものがソウルジェムに濃縮され、願いが叶えられます。ただ、そこには「魔女と戦う存在でありながら、絶望してしまうと魔女になってしまう」という最悪な展開が待っています。

願いが叶った時の希望、魔女化する時の絶望。この感情の変化からくるエネルギーを搾取して、宇宙の発展、延命こそがキュゥべえの目的。

「この国では、成長途中の女性のことを少女って呼ぶんだろう?」
「だったら、やがて魔女になる君たちのことは、魔法少女と呼ぶべきだよね」

この発言を聞いたときは、ゾクっとしました。そんな事初めに説明してないじゃーん。
オニーアクマーエイリアーンヽ(`Д´)ノプンプン

誰だよ、この小動物みたいなのが可愛いとか言ってた奴。人間を実験動物ぐらいにしか思ってないじゃん。

最後は、まどかによってキュゥべえの計画は失敗に終わるけど、諦めの悪い奴でした。

劇場版 叛逆の物語

全12話構成でここまで濃厚な話で完結したまどマギですが、その後の完全新作がこちら↓


これを映画館で観た時は、絶対続きがあるやつだと思ってました。

今回の「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 〈ワルプルギスの廻天〉」制作発表は嬉しかったな~。

公開日は有給を使ってでも、観にいくぞ~(笑)

こちらも良かったら覗いてね( *´艸`)


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