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きみの行く道

著書『きみの行く道』(ドクター・コース著)を読了。本書は極めて日本語が易しく、かつ、重大な人の生(人生)という道の筋()のようなものが絵や比喩で上手く描かれている。本書には文字情報が少なく「余白」が多かったため、かなり激しく刺された。(いい刺激をもらった。)普段は縦書きの文章が詰まった本ばかりを読んでいたのも要因として大きかったのだろう。さて、書籍を読むという経験を僅かながらに重ねて感じたのは、人の生におけるさまざまな局面で重要であると一般的に思われるような考え方を抽象化していくと、人によって言葉やニュアンスに差異が生じることがあってもある程度は同じような主張が展開されて、いくつかのクラスターに収束するというもの。これはよく考えたら自明のことなのかもしれないが、なかなか自分では気づかなかった。今も気づけているかは不明だが、今後はそのような抽象的なコンテクストを理解した上で実際に経験をしていく中で、どれだけ具体的なインプットを増やせるかが重要だと感じる。また、「自己評価を下げる」ことも物事に対して相対的な基準を上げていくためには重要だと感じた。余計なことを考えて行動が止まったり、周りに何かを期待して待ちの姿勢になる場面が自分の日常ではまだまだ見られるので「自分には何もない」と言い聞かせるようにしたい。また、日々で本のページをめくって閉じていく中で、その行為が惰性化して「読書をしていれば大丈夫」と自分自身が思考停止になりつつあったので、あらゆるものに対して「〇〇をしていれば大丈夫」と思わないようにしたい。体調が悪いせいか、文章がおかしくなってしまったが、悪しからず。

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