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甘口

今日は中国出身の5人を案内して一緒にランチ(インドカレー)を食べたのだが、驚いたのは普段1人で食べる時と比べてカレーの味が変化していたこと。ユニークなメンバーと一緒にカレーを食べたので、二重に甘くておいしかった。わざわざ甘口を注文しなくてもよかったかもしれない。

昨日まで奈良にいたが、そのときに潜在的に感じていたことが今日になって自分の中で顕在化したように感じる。思い返すと「一緒にいるメンバーとおいしいごはんを食べたのだなぁ」と感謝の念を抱くとともに、一緒に食卓を囲む人がいるというのは本当にありがたいことだなと思う。学べたのは「1人で行うと1だけしか産み出さないものが、集団(N人)で行うとNよりもはるかに多いものが産み出せることがある」ということ。集団で行うと、個人で行うことを足し合わせたものだけでなく集団内でしか生じないエネルギーや相乗効果が生まれ、その集団が「大きな1つの生き物」に変容する。その大きな生き物の1つ1つの異なる臓器を各人が役割として担うことで、集団はさらに強い力を発揮できるのかもしれないと感じた。
先月に『大量廃棄社会:アパレルとコンビニの不都合な真実』(仲村和代・藤田さつき著)を読み、そこで得た知識を活かそうと機会を伺っていたが、昨日までいた奈良では、その実践が思いもしなかった形でできた気がする。一昨日の夜のバーベキューの最後に残っていた肉をおいしく食べ(なんと廃棄ゼロ!)、翌朝(昨日)の朝食で残った「さつまいもの炊き込みご飯と豚汁」をおいしくいただき(これも廃棄ゼロ!)、その宿泊先で残ったコーラとリンゴジュースと天然水が入ったペットボトルをいただいて(飲み物も廃棄ゼロ!)帰ってきた。自己満足かもしれないが、少なくとも「廃棄物処理班」としての役割は担えたのではないかと思う。笑。

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