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ワードローブ作りはゲーム感覚

自分にとって春夏秋冬、身に付けるモノの

理想的なワードローブを作る作業は、

パズルのピースを当てはめていくゲームのような感覚で、

それも全てピタリとはまることは永久になさそうな

悩ましさが、ファッション好きの熱を上げるもの。


フランス、アメリカ、日本のファッションプロが書く

理想的なワードローブについて述べられた本も

随分と読み込んできて、どれだけ丁寧に

じっくりと考慮して選んだ服を集めても、何かが

欠けている感じがするのが常なのです。


というのも、新しいアイテムを買うときは、

実用性を求めるよりも、直感的に心動かされた

買い物の方が、後々重宝するといった成功例が多く

それが皮肉にもワードローブの中身にバランスを

もたらすことを妨げるから。


理想的なワードローブの条件には、

なるべく少ない数の服で沢山の着まわし方が出来る事など

があげられますが、そこに装う楽しみ方がないと

味気ないモノになってしまいます。

そうかといって、着ていて楽しいだけの服ばかりを

固めてしまうと、着回しの効率が悪く、ただただ

同じような服が増え、場所が膨らんでいくことになり

着回しの実用性と個性を両立させるのは、なかなか

難しいことに気づきます。


だからこそ、必要なのがゲームの感覚で

足りてないモノ、要らないモノのリストアップと

足りてないアイテムで心浮き立つモノを見つけたら

チャンスを逃さずピースを埋める瞬発力が秘訣です。


新しいアイテムを手に入れた時、どれ位のバリエーションで

着まわせるかを考えるのもファッションの醍醐味。

着回し力の高いアイテムを中心に派生させて、

枝葉を広げるように色々なアイテムを足していく作業が

理想的なワードローブ作り。


そんな枝葉の先っぽの方に、超個性的な着まわし度ゼロの

アイテムが1つや2つ、あってもいいんじゃないかと

時には許しつつ、ピースづくりを楽しむ自分がいます。






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