見出し画像

医師国家試験の勉強法失敗談&改善策

はじめまして!医学生ちーくんです!

お陰様で、先日無事に国家試験を終えることができました。(115回の皆さんお疲れ様でした!)

さて、今回は医師国家試験に向けた勉強法の失敗談と、そこから試行錯誤して編み出した改善策をご紹介しようと思います。国試の勉強を始めるにあたって同じ失敗に陥る方が多いのではないかと思いますので、是非ご覧になってください^^

それでは早速具体的なお話にいきたいと思います。

使用した教材

私が使用した教材・ツールは以下の通りです。

TECOM、QB(クエスチョンバンク)、「病気がみえる」シリーズ、「レビューブック」マイナー&小児科、Evernote←これが本当に役立ちました!

画像2

Evernoteの使い方については後ほど説明していきますね。

映像講座はTECOMのものを使いましたが、大まかな部分は同じだと思いますので、MECやmedu4ユーザーの方も参考にしていただければと思います^^

それでは具体的な勉強の話にいきましょう。

4年生秋~ 勉強スタート

私の大学では4年生の秋にCBTがあり、そこから実習が始まりました。

この期間は実習や部活が忙しく、なかなか時間が取れませんでしたが、実習でまわっている科に合わせてTECOMの映像講座を見て、問題を解きました。次にまわる科の映像講座を見る→問題を解く、の順です。

映像講座は基本的には三苫先生の板書をテキストに書いていきましたが、すでにある程度まとまっているものは書かずに進みました。(全部写していると、かなり時間がかかってしまいます(・・;))疾患の病態についての絵は、理解を深めるのに役立つので書いた方がいいと思います。あとは治療のフローチャートなども有用ですね。三苫先生が補足で話している内容もできるだけ書き込みます。

画像3

さて、映像講座を見終わったらその科目の問題を解きます。1科目ざっと400~500問…かなりありますね(-_-;)後手後手にならないようにと、計画的に進めました。何も見ずに問題を解いて、10~15問毎に答え合わせをします。問題番号の隣に、思い通りの正解は〇・わかってなかったけど正解は△・不正解は×をつけておき、2周目以降の参考にします。そして解説を読み、気になる点があれば「病気がみえる」シリーズなどで調べ、解説欄に補足として書き込みました。また、間違えた問題は翌日の初めに解き直しました。

1年間それなりに頑張った。しかし…

5年生の12月までに問題集1周目を終えた科目は…

循環器、呼吸器、腎臓、消化器、内分泌・代謝、血液、神経、免疫、小児、産婦、精神(=全メジャー科目+小児産婦+精神)

かなり時間をかけて取り組みました。

が…実際に頭に入っているのは最近解いた2科目くらい。試しに1年前に解いた循環器を見返してみると…

Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン 全然覚えてない…かなりショックでした。

国家試験は、ただなんとなくの理解で解けたCBTとは異なり、かなり細かい知識が問われます。診断名がわかっても、治療法を覚えていなければ正解できません。病態や疫学まで理解していなければ、疾患についての総論的問題は解けません。加えて、CBTの2,3倍はある問題量。一周したころには最初の方は忘れてしまっています。ただ問題集をこなす勉強ではダメだとこの時点で気づきました。(遅い( ノД`))

問題を見てキーワードを探し、それでやっとこの疾患かなと思える程度ではダメなんです。その程度の理解では国試でも点が取れませんし、研修医になってから困るのではないでしょうか。

では、どんな勉強をすればよいのでしょうか??

ここから先は

1,714字 / 2画像

¥ 900

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?