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1. 春日版 大般若経
本の一部のページ、またはページ1枚で流通しているものを零葉という。古書店「弘文荘」店主の反町茂雄氏(1901-91)による勉強会で配布された250種の零葉は後日稀本零葉集「紙魚のなごり」として製本された。5冊全て揃っているものは12部前後とみられる。藤円文庫(宮城)のほか、国文学研究資料館や沙羅書房(東京)が所蔵している。
この大般若経は「紙魚のなごり」第1輯の冒頭を飾る鎌倉初期の古版経。完全なもの、刊行年が明記されているものは珍しいという。
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出版年月日:1227(嘉禄3)年頃
大きさ: 縦25.3㌢、横18㌢
注記: 虫損、補修なし
資料形態: 零葉
収集日: 2016年
出版地: JP
翻刻: 大般若波羅蜜多経巻第49「故舎利子是為菩薩…用無所得而」
料紙: 楮紙(確認中)
![](https://assets.st-note.com/img/1703998257136-YgaerfzKME.jpg?width=1200)
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