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7番バッターかくあるべし! ロドリゲス

2022/7/29、30 18時 甲子園 〇6-0、〇7-3 東京ヤクルト

申し分ない後半戦スタートの対ヤクルト2連勝(計5連勝)ですね。西投手・才木投手の先発投手の踏ん張り、1・2・3番の活躍など、勝因・良い点はたくさんありますが、昨年までや今年の前半までのタイガースと明らかに異なる点が1つあります。

それは7番・ロドリゲス選手。

長らくタイガースには「怖い7番打者」がいませんでした。「率は低いが1つ間違えると一発がある」と本気で思わせる7番打者です。そういうタイプの打者がいても、打線構成上、4番・5番あたりに配置せざるをえなかった。タイプ的には2020年に在籍したボーア選手がそのタイプでしたが、いかんせん、確率が低すぎたし、実は一発の脅威もそれほどなかった。打球の質・飛距離がいま三歩でした。

まだ数試合ですから神助っ人というには早いですが、十分にその素養を見せてくれています。29日の試合の4回の一発の時には、思わず

「7番バッターかくあるべし!!」

とうなってしまいました。

そして、ランナーがいる場面ではしっかりと強い打球でタイムリーが打てています。さらには昨日30日の4回二死一二塁の場面。1点取った後。ぶんぶん振り回しにいって三振でも「まあ仕方ないか、7番やし」と思えるところで、なんともしっかり粘っての四球。これで相手投手を消耗させ、その後のタイムリー連発を引き出しました。このあたりは4番・5番のような仕事。まさしく恐怖の7番バッターです。

1人のバッターの加入で一気に打線の厚み・凄みが高まっています。いまの打撃をみていると5番・6番にあげたくなるかもしれませんが、ファンも首脳陣もみんなお分かりの通り、それは避けた方がよい。7番打者にロドリゲス選手のようなバッターがいてこそ、です。これを5番にあげてしまうと普通の打線です。

同じことは4番・5番にもいえる。いまの打撃内容なら大山選手の方が4番らしいともいえます。でも、佐藤選手は4番で育てていくべき選手であり、その後ろに、数年間4番でいろんなことを経験した大山選手がどっしりいることで佐藤選手を支えることができる。そう、5番大山選手だからこそ相手は怖いのです。これを逆にしてはいけません。

〇1・2・3番の俊足トリオ

〇3・4・5番のそれぞれに特徴あるクリーンアップ

〇チャンスに強い6番バッター

〇恐怖の7番バッターの存在

一気にワクワクする打線になってきました。

希望的観測だけでなく、本気でヤクルトを追いかけることができる体制が整いつつある。怖いのはコロナ禍。頼むチーム内感染は拡がらないでくれ!

今日日曜日も普通にやれば3タテがとれるような気がします。もし敗れても、大丈夫。今カードの最低目標の勝ち越しは達成済。相手に怖さも植え付けられた。勝負はまだまだ先だ、と言えるチーム状態です。

だいちゃん

似顔絵_円形切取



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