開幕戦のショックではなく、単に弱いのか？？

2022/4/9　14時　甲子園　●１－９（広島）

どこにも勝機がないような敗戦。今年は相手チームが強くなったなーと感じることが多い。裏返せば、タイガースは強くなっていない、ないしは弱くなったということか？

これで1勝11敗1分。最初の9連敗までは、開幕戦とカープ戦のサヨナラ負けのショックを引きずっての連敗なのかと思っていた。すわなち、そのショックが癒えると勝ちだすのではないかと。

しかし、今週水曜日からの試合をみていると、そうではなく、

「今年のタイガースは本当に弱いのではないか？」

という仮説がどんどん浮上してくる。

そう思う理由は、投では二死からの失点が多い、簡単に二死からタイムリーを打たれること。「回際」に弱い。打では、チャンスでタイムリーが打てない。ホームランも効果的なところではでない。「回際」と同じだ。

守や走では、球際が弱いの他に、「準備・想定が出来ていないプレーが多い」と感じる。記録上のエラーは少ないが、記録にならないミスが多い。今日の試合では、2回の佐藤選手のライト守備であり、スクイズの時の秋山選手のプレーだ。キャッチャーの声が届いていればホームに投げる必要はない。木曜日の糸井選手の走塁など、ちょっとしたプレーが試合の結果に響いてしまっている。厳しい言い方をすれば、「緊張感がない」と感じる場面が多いのである。なぜだかはわからない。シーズンまだ始まって10試合強なのに。

暗黒時代によくみた試合展開も増えてきた。今日の試合はその典型。勝つ雰囲気はないが、中心選手の空砲1本くらいはでる、みたいな。「サトテル2号空砲」みたいな見出しだが、これはその昔でいえば、「新庄1発、焼け石に水」みたいな感じ。ファンを喜ばせる意味では大切な一発だが、勝率を競うペナントレース的には、「勝利につながる一発」でなければ意味がないともいえる。佐藤や大山のそういう一発が増えてしまいそうで怖い。

大型連敗脱出の後の数試合で今年が見えると思っていたが、うーーむ、どうやら良くない方向性が見えてきている。打開して欲しいが、いまの雰囲気・緊張感では浮上はない。

だいちゃん