球児さんの解説とゴリラパンチ!
2021/5/16 14時 東京ドーム 〇6-5(讀賣)
3試合ともしびれるナイスゲームの首位攻防戦。2勝1敗で目標クリアです。アルカンタラ投手、初勝利おめでとう。これからも安定感ある投球が期待できることが昨日の投球でわかりました。ガンケル投手のケガが癒えたら、外国人選手の一軍枠で悩みそうですが、見込めるローテーション投手がまた1枚増えたことはうれしい限りです。
第2戦の虎ラムでも書きましたが、この3連戦、タイガースは特段の「勝負手」は打たずでした。対してジャイアンツは、いろいろ仕掛けてきました。昨日でいえば、6回裏の重盗、8回の増田選手の盗塁、今村投手から平良投手へのスイッチなど。なんとかしようの執念と工夫。結果、ゲームの流れ自体は後半はジャイアンツが支配。これはさすがです。しかし、タイガースサイドは「王道」で戦い、最後は強いリリーフ陣で押し切った。流れは悪くとも力で勝てることを示した意味ある1勝と考えます。次の直接対決は交流戦明け。そこまで「タイガース強し」の印象は残るでしょう。
さて、昨日の試合はNHK-BS1で藤川球児さんが解説でした。球児さんの解説を拝聴するのは5試合目くらいですが、本当にち密ですね。ここまで1球1球に意味がある形でプロの投手の投球は行われているのだと感嘆。それをわかりやすく適切なタイミングで説明する球児さんのコミュニケーション力にこれまた驚き。いつこのような伝達力を磨いたのだろうと。選手時代もそうでしたが、藤川球児さんの存在はまさしく「われらの誇り」であり「タイガースの宝」ですね。
昨日のヒーローの1人、陽川選手の一発の場面も、前のボールと順序が逆であったら簡単には打てなかった、直前の球よりも低い位置のボールが来たので非常に打ちやすくなった、との解説でした。他にも、前のボールよりもボール1つづつ厳しくいかないと打たれてしまう。それができているのがG・中川投手やT・岩崎投手であると。また、勝負球は必ずしも最後の打ち取る球ではなく、途中の球が勝負球になることもある(ウィーラー選手対岩崎投手の場面)など。たぶんそうしていると思いますが、タイガースの選手たちも球児さんの解説を聞いて、投球の組み立てや配球の読みに活かして欲しいと改めて思いました。
最後に、陽川選手、ナイス2ラン!です。ホームランを期待していないときにボンッとでるのが「ゴリラパンチ」の特徴ですね。昨日の場面も、正直一発は想像していませんでした。チーム唯一の(小さな)悩みであった6番のところに入って、即活躍。チームの流れ(Stream)がよいことの象徴です。本来ならスタメン級の調子を維持している陽川選手、まだしばらくはスーパーサブ的なポジションイングになりますが、10試合に1試合づつくらい「陽川選手で勝つ」になっていること、ファンはわかっています。
だいちゃん
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