田園都市線ダイヤ改正の詳細が明らかに・・・

こんにちは、とらちるです。

今日は二子玉川駅で偶然田園都市線の新ダイヤについて明らかになったのでnoteを書くことにしました。

先日衝撃的なニュースが飛び込んできました。田園都市線の昼間の各駅停車減便です。15分ヘッドのダイヤはもはや東急の伝統でしたが、ここに来て各停の本数を8本から6本に減ることになったのです。

まとめると
・渋谷~二子玉川
各停:8本→6本
準急:2本→3本 (渋谷~二子玉川は各駅に停車)
急行:4本→3本
・二子玉川~長津田
各停:8本→6本
準急:2本→3本
急行:6本(大井町線直通が2本)→6本(大井町線直通が3本)
・長津田~中央林間
各停:6本→6本
準急:2本→3本 (長津田~中央林間は各駅に停車)
急行:6本(大井町線直通が2本)→6本(大井町線直通が3本)

です。各停の減便をする以上、優等通過駅の利便性を維持されるものだと思いましたがそうもいかなさそうです。以下は二子玉川駅の下りの時刻表です。

画像1

画像2

上りの時刻表はこちらです。

画像3

画像4

大井町線の上りはほとんど見えませんでした。
下りについて考察します。

1A 3準 10急 12B 19急(7両)  21A 23準・・・

のサイクルです。各停にはあえてA,Bと付けました。1分発の各停は梶が谷で準急の通過待ちをします。ちなみに、高津、二子新地停車の大井町線各停は

4 24 44

に発車します。おそらく準急と接続を取ります。これは良いことだと思います。twitterで確認したところ、あざみ野駅では

3急 5A 11急(7両) 13B 16準 ( 23急 25A 31急(7両) 33B 36準 ・・・)

となるようです。B各停は江田で準急に接続します。

まとめると

A各停は二子玉川で大井町線急行と接続、梶が谷で準急の通過待ち、鷺沼で急行と接続、長津田で大井町線急行と接続?)

B各停は桜新町で急行の通過待ち、鷺沼で大井町線急行と接続、江田で準急の通過待ち、長津田で急行と接続?)

ということになりそうです。渋谷発では

急行 A各停 準急 B各停

が約5分間隔で走ることになり、A各停は二子玉川でOM急行と接続することから実質準急の役割を果たします。渋谷からの有効本数の変化について考えます。

池尻大橋~二子玉川

10本→9本ですが、準急と前後の各停は約2分間隔で走っていたことを考えると不便になる印象は受けません。急行停車駅の三軒茶屋は有効本数は14本→12本です。三軒茶屋は渋谷発では5分間隔で利用できるので不便になる印象は受けません。二子玉川に関しては有効本数は10本→9本ですが、急行が4本から3本に減るのが少し不便かもしれません。

二子新地・高津

こちらは以前と変わったポイントがあります。大井町線の青各停が準急と接続を取る(はず)ことです。準急の1分後に青各停が発車するので、渋谷発では二子新地・高津利用客は準急は各停の役割を果たすことになります。よって有効な列車はA各停、準急(青各停に乗り換え)、急行(B各停に乗り換え)であり、有効本数は8本→9本となり増えます。今よりも便利になるかもしれません。

溝の口~宮前平

溝の口では渋谷発で有効な列車は急行、A各停(OM急行に乗り換え)、準急となります。有効本数の変化は10本→9本となりますが、不便さを感じるとしたら、急行の減便(4本→3本)だと思います。問題は梶が谷~宮前平です。渋谷発で有効な列車は急行(B各停に乗り換え)とA各停しかなく、有効列車の本数の変化は8本→6本です。今は有効列車の間隔が10分以内であったのに対し、ダイヤ改正後は約15分となってしまうのです。宮崎台と宮前平は乗降人員5万人超であるのに、この待遇は酷いものだと思います。それに、A各停は梶が谷で退避をするので所要時間が伸びます。

鷺沼~あざみ野

有効列車の本数の変化は8本→9本です。有効列車の観点だけで見ると少し便利になるといえそうですが、渋谷~二子玉川で急行運転する列車は減るのでトントンといったところでしょうか。

江田~長津田

優等通過駅では、渋谷発を考えると急行(鷺沼でA各停に乗り換え)、A各停(二子玉川でOM急行、鷺沼でB各停に乗り換え)、準急(鷺沼でA各停に乗り換え)ですが、準急に乗っても結局10分後の急行に乗ったときと接続する電車が同じなのはわけわからないですね。有効列車の本数の変化は8本→6本で、先ほどと同様有効列車の間隔が約15分空くことがあります。てか、梶が谷~市ヶ尾まで移動するときにはどちらの各停に乗っても優等の退避を2回受けることになるのですね。不便です。田奈だと準急を利用して、江田で抜かしたB各停に乗り換えすることができます。優等停車駅の青葉台、長津田は有効列車が8本→9本に増え、少し便利になるかもしれません。

つくし野~中央林間

急行通過駅では渋谷発で急行(長津田でB各停に乗り換え)、A各停(二子玉川でOM急行、長津田でA各停に乗り換え)、準急が利用でき、利用客は1万人台にも関わらず、なぜか有効本数は8本→9本に増えます。減便ダイヤにも関わらず、この区間だけ各駅に停まる電車(準急を含む)が増えているのです。本当に理解できません。ちなみに、南町田と中央林間も有効本数は8本→9本です。

まとめ

 コロナの影響で日中の利用も減少しているのでしょうから、減便になるのは仕方がないことだと思います。二子玉川で準急が大井町線からの各停と接続を取って二子新地、高津の利用客の利便性を損ねないなどの工夫がされているのは良いことだと思いますが、梶が谷~藤が丘の優等通過駅の利用者にとっては不便なダイヤになってしまうことは間違いないと思います。また、いくら東急が南町田に力を入れているとはいえ、今回のダイヤは輸送過剰すぎます。個人的には利用者が戻ってきた後のダイヤが気になるところです。ここまでお読みいただきありがとうございました。


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