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3.スラムダンク創作山王でわちゃわちゃする話(沢北栄治、深津一成)

主人公アキちゃん、2年生設定
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完全自己満、結構大人な内容ですので苦手な方はご遠慮ください。あまりバスケに触れず健全な高校生として書いてます。誤字脱字あり。すみません。
前回の続きです。
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昨日は全然眠れなかった。
あまり気合いが入ってる服で行くのもなんだなと思ってあえてカジュアルな服を選ぶ。
なんだかんだ練習が長引いた様で、LINEでちょっと待っててぴょん。と連絡がきていた。
寮の場所は高校の近くな事を知っていたので
寮の近くのコンビニで待ち合わせることにした。
コンビニに着くと17時位になってしまった。
小走りで向かうと、雑誌のところに、パーカーのフードを被った深津先輩が立っていた。
背が大きくて目立つ。
外の窓越しに立って手を振った。
深津先輩は私に気づいて手招きする。
休日に会えるのが嬉しい。待ち合わせなんかするの、初めて。
「飲み物なんか買うぴょん」
「あ、私このコンビニの焼きそばパン好きなんですよ」とジュースと焼きそばパンを手に取った。
「知らなかったぴょん。焼きそばパン好きなんて、アキちゃんわかってるぴょん。」
深津先輩も好きなんだ。となんだか嬉しくなる。
なんだかんだお菓子もたくさん持ってしまった。。
レジの前で深津先輩が私が持っている商品を全部カゴに入れた。
「えっいいですよ。」
そういう私を見て、あったかい飲み物コーナーからお茶をとってレジに追加でだす。
「アキちゃん。寒そうぴょん。」
それだけ言って全部買ってくれた。
「ありがとうございます。」
そういうと深津先輩が、くるりと振り返った。
「こっそり入るぴょん。女の子が入ったのばれたらキャプテンクビだぴょん。」
「わ、わかりました。」
身体が緊張で固まる。
その様子を見て深津先輩が口角を上げて笑った。

寮は一般の人も入居してるマンションタイプなので、私がささっと玄関から入って、外階段からまわれば人に見られないらしい。
「3階の階段で集合ぴょん。」
そう言われて深津先輩より前にドキドキしながら寮のエントランスをくぐる。
外階段はびゅっとしたから風が吹いて寒かった。
2階はランドリースペースがあるのが見えてさらに上に登る。確かに薄着だったかも…と腕をさすった。
3階の外階段に到着すると、深津先輩がドアを開けて待っていた。
指で口を押さえてシーッとして、周りをみて手招きする。
私にさっき買ったあったかいお茶を渡した。
私の背中に手を回してポンポン叩いて
2人して駆け足して誘導された部屋に入る。
バタバタとドアをしめた後
ふふっと2人して笑った。
「お邪魔します。」と小さい声で言って靴を脱ぐ。部屋を見渡すと小綺麗な縦長の1Kだった。
深津先輩は慣れた様子でまっすぐ歩いて、
簡素なキッチンを通り過ぎて手招きする。
新しいフローリングの滑る足触りが気持ちよかった。
ドアを開けると少し大きめのテレビが置かれてすぐベッドが置いてある。アシックスのバッシュの箱にバスケ雑誌が置かれているだけの部屋だったけど、深津先輩の匂いがしてドキドキした。
ほんとに来てしまった。と立ち尽くしていた。
「そんなに見ないで欲しいぴょん。」
とコンビニの袋をベットに置いて、ベットに座っていいよと言われた。
「深津先輩の部屋綺麗ですね。」と平然を装って片足ずつベットに登る。
「練習帰り今日掃除したぴょん」と深津先輩はテレビのリモコンをつけた。
Netflixのオープニングの効果音が大きく流れる。
ん。とリモコンを手渡されたので、いつも見慣れてるはずの番組表を操作する。
動揺して全然お目当てのドラマに辿り着けない…。
ボスっと深津先輩が私のすぐ後ろに座った。
少し手が震えていたのを見たのか、深津先輩が何も言わずに後ろから私を毛布で包んだ。

「ありがとうございます。い、1話からみます?」
「いや、アキちゃん見たい話からでいいぴょん」
振り向くと深津先輩が手に顔をのせてあぐらをかいてテレビを見ていた。
思ったより近くてすぐテレビの方を向く。
深津先輩、いつもここで私と電話してるのかな。
やっぱり電話するのと、本当に会って話すのと全然違う。
電話では色々言葉がでてくるのに、今は緊張して何も話せない。
話したかった事たくさんあったはずなのに…。
ぐるぐる色んなことを考えていたら、ドラマの内容が全然入ってこない。
沢北も身体が大きいと思ったけど、深津先輩は背中が大きくて、フードを着ててもしっかり筋肉質なのがわかった。

「この女優、アキちゃんが好きって言ってた人ぴょん」
「あっ、そうですそうです。」
1時間位たった後ふいに話しかけられて、覚えててくれたことににこにこする。
私の顔を見て深津先輩が優しくわらった。
あれ。なんか最初より距離近いかも。自分のすぐ右後ろから声が聞こえたので顔が近くだから、振り向いたらすぐ深津先輩がいる。と意識したら
急に胸がドキドキした。
もう寒い季節だから毛布があったかくて
でも、体もドキドキして過ごしやすい位体温が急上昇した。
後ろをチラッと見て、テレビを見る深津先輩の顔を見つめる。
深津先輩が気づいてバチっと目が合った。
恥ずかしくて目を逸らす。
なんとなく前髪を手櫛で直して見てないふりした。
「アキちゃんおいでぴょん」
深津先輩が後ろから私の肩を軽くつかんで誘導して、ひょいっと自分の足の間に私をすっぽり入れる。
深津先輩の右肩に私はもたれかかるような体制になった。
1枚の毛布を私に掛け直しながら自分にもかける。
深津先輩の顔がすぐ横にあった。

多分、深津先輩に聞こえるくらいドキドキしてる。
顔も真っ赤だから、少し部屋が薄暗くてよかった。
もたれかかった右側に、深津先輩の行き場のない腕が私の横に置かれていて深津先輩の手に私の手の甲が少し触れた。

あっとそちらを少し振り向くと、深津先輩はすごく自然に右手で私の顎を持って自分の顔の方に向けた。
私の唇を自分の唇で挟み込む様にキスをした。

唇が離れるたびに角度を変えてキスされる。それと同時に私の右手に深津先輩の指が絡む。
何が起こったんだろう。
教えられるように誘導されたみたいにキスされるから、急に唇が触れる前で深津先輩が止まった時、待ちきれなくて恐る恐る自分からキスした。
そこからゆっくり食べられるみたいに舌をいれられて頭がクラクラした。
初めて男の子とキスしたから、これでいいのかもわからなかったけど、深津先輩とのキスにドキドキしすぎて考える余裕がなかった。
深津先輩がわたしの頭を支えながらゆっくりわたしを押し倒す。
私に覆い被さるとおでこが合わさったまま、深津先輩が動かなくなる。
「嫌だったらいうぴょん」
そう言ったのを聞いてコクンと頷く。
頷いた後、言葉の意味を考えて心臓が飛び出そうになった。
深津先輩が自分の上から毛布を被せて
毛布の中で私の顔をじっと見る。
なんだかすごいいけない事をしてる気分になった。深津先輩が目の前にいる…。
私もじっと見つめ直した。
いつもと同じように見えるけど、少し黒目が揺れていた。
顔が近付いてきたのでゆっくり目を閉じる。
キスしながら服の上から急に胸を触られて声が出る。
「脱いで。」
小さくそう言われて上に着ていたロンティーを脱ぐ。
どうしよう。なんでも言うことを聞いてしまいそう。
背中に手をまわされてブラジャーを取られると思いっきり胸を舐められて身体がビクッと反応した。
そのまま上半身を優しく愛撫される。
顔を見ながら舐められるから恥ずかしくて顔を背けた。
深津先輩が私の顎をつかんで自分の方に向けたから赤くなったぐちゃぐちゃの顔を見られる。
じーっと顔を見られながら少しずつパンツの隙間から指を入れられた。しばらく弄られて、どうしようもなく声が漏れる。

「声聞こえるぴょん」
私の声が大きくなってきて深津先輩が私の口に指を入れていった。
深津先輩の親指が私のベロをなぞって、ベロをだされてそのまま吸われる。
んっ。
私の下半身を触る深津先輩の手が激しくなって
でもキスしてるから声を出せなくて苦しい。
唇が離れたあとゆっくりと深津先輩が下に移動して、はっとして深津先輩の肩を掴む。
「それは恥ずかしい…」
少しきょとんとしてたけど、またゆっくり私の顔の方に戻ってきて
ごめんぴょん。と言った。
なんか嫌とかじゃ無いんだけど恥ずかしすぎる。
「私が深津先輩にする。」
悪く思われたかなと思ったら、気づいたら口走っていた。
「だめぴょん」
軽くおでこでおでこをぶつけられた。
「そんな事されたら我慢できなくなるぴょん」
深津先輩のほっぺを両手で触る
「我慢…しなくていいですよ…」
言ってからはっとしたけど、深津先輩の目が少し泳いだ。ドキドキしすぎて胸が苦しい。
深津先輩がほっぺにおいた私の手を取って手の甲にキスをした。しばらく私を見つめてたけど、
ちょっと待ってて。
そう言って深津先輩はどこかに行ってガサゴソして毛布の中に戻ってきた。身体が少し冷たくて熱くなった体を冷やす。
深津先輩が優しく私のほっぺにキスをしてまたじっと見つめた。
「…そんな見ないでください」顔を手で隠す
「いや、見たいぴょん」
手を絡めて顔を隠した手がはらわれる。
たくさんキスされる。
片方の手でどんどん脱がされていくのがわかる。
深津先輩が私の太ももに手をかけたので一瞬すごく緊張した。
経験した事がない痛み。
深津先輩の息がもれる。
初めてみる余裕がない顔に見惚れた。
そう思った瞬間から途端に私の余裕がなくなった。
息が切れる。腰に手を回されてグッと引き寄せられる。
「きっつ…」耳元でつぶやかれてゾワゾワした。
私が引き寄せられる形で深津先輩の肩に手をまわす。顔を背けて、私のこめかみに唇があたる。
深津先輩余裕なくなると語尾なくなるんだ…。
息を切らしながらそう思った。
下半身の鈍痛が正直きつい。今どうなってるのかもわからない。
でもしばらくすると感覚がなくなって、気持ちがよくなって、でも辛くて幸せで変な気分だった。

つけっぱなしのNetflixが時間の経過を教えてくれていた。
部屋にお互いの息がひびく。
「もうダメ…」
私が大きく息を吐いて言った。深津先輩の腰に手をかける。もう色んな意味でいっぱいいっぱいだった。ピクッと深津先輩が反応する。
「ん…俺がまだ」
深津先輩が見下ろして少し意地悪く笑うから
ゾクッとした。
深津先輩はうつむいて私のおでこにキスをする
その言葉をまた理解してゾワゾワした。

一之倉が眠気まなこで体をおこす。
あー、今日洗濯しないといけない日だったなー。
土曜日の練習は軽い日なので今日やらないと平日は疲れすぎて洗濯できない。
重い腰を持ち上げて2階のランドリーに向かう。
小銭あったなぁと財布を覗きながら中に入ると、携帯をいじっている深津を見つけた。
たすかった。と声をかけた。
「深津ー、100円持ってる?」
深津は自分に気づいてジッと見つめてきた。
少し動揺したのに違和感をおぼえてる。
チラッと回転する大きい洗濯機を見て
シーツと毛布全部洗うの珍しいな。と思った。
深津が、もってるぴょん。
と200円程自分に手を伸ばして渡す。
「え…どうしたのそれ」
深津のフードのお腹の辺りに血がついててぎょっとする。
「え?」指をさされた方の下を見て深津が停止した。
「…怪我したぴょん」
動じずに切り返してきた深津を見て
一之倉はあ、そう。とこれ以上何も突っ込めなかった。
自分の洗濯物を入れて、小銭をいれてまわした後、後ろ手に手を振って立ち去る。
帰りのエレベーター内で座り込んだ。
えぇ?ええー。そういう事だよなぁ…?
一之倉は自分の勘の良さを呪った。
「深津…飛ばしすぎだろ…」
いざという時はファールしても止めるかっとなるところがあるのを知っていたので、深津らしいけど、想定外だった。
深津こないだの話嫌だったのかなぁと思い返した。
「いや、でもお前色々順番逆だよ…」
ほんとは戻って色々言いたかったが今日のところはぐっと我慢した。


自分の部屋のベッドで天井をボーッと見上げる。
さっきまで深津先輩の部屋の天井を長い時間見ていたので不思議な気分だった。
「ロンティーじゃ寒いからこれ着てくぴょん」
深津先輩が自分のフードを貸してくれた。
余韻がまだ抜けてないのは深津先輩の服を着てるせいかも。
「なんか付き合ってるみたいだったなぁ。」
あれから1時間私が爆睡してしまったので、気づいたら深津先輩が私が好きなドラマを1話から見始めていた。
深津先輩はパピコを食べてて、
私の目が開いた事に気づくと、半分のパピコを割って口に咥えさせてくれた。
外気が寒いのに熱っていた身体がクールダウンされる。
深津先輩がにやにやしてるので、
どうしたんですか?と寝ぼけた声で聞く。
「アキちゃん。半目で寝てたぴょん。」
そう言って堪えられずに下を向いて笑う深津先輩。
え…うそ。恥ずかしい。
寝ぼけまなこなので頭がハッキリしないけど、
多分こんなに声をだして笑う深津先輩を初めてみた。
「寝言も言ってたぴょん」
「え、なんて?」
「深津、深津って。呼び捨てぴょん」
また堪えられずに笑っていた。
恥ずかしくて真っ赤になったけど、下半身の鈍痛があって力がはいらない。
そんな幸せだった時間を思い出す。

「深津先輩………すごかったなぁ」
何度も思い返してベッドの上でジタバタする。
ジタバタするのをやめてふと考え込む。
もう会いたいなぁ。
「私のことどう思ってるんだろぅ。」

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